小学4年生が堆肥化施設を見学

本日、市内小学校1校の4年生3クラスが「緑と食品のリサイクルプラザ」を訪問しました。

 原田の給食センターの見学に行く前に訪れたものです。
3クラスのですので3班に分け、①堆肥化施設 ②生ごみを家庭で堆肥にする実演
③「とよっぴー」紙芝居 のコーナに分けて順番に回りました。途中では「とよっぴー農園」で育てている野菜類も見ていただきました。

 堆肥化施設では、昨日の給食献立を児童に聞き、堆肥化施設の混合槽に実際投入されている食べ残しを見ていただき、第1熟成槽の堆肥を触っていもらいました。最初は臭いで口を押さえていた児童も興味深く触って、温かいのに驚いていました。
 
 現場では地産地消や資源循環の取り組みも聞いていただきました。とくに、現在市内の農家が「とよっぴー」を使って育てた「玉葱」が順番に給食献立にのっている話もしました。

堆肥化実演では、当法人のメンバーが取り組んでいるダンボール堆肥を持ち込んで、どのようにして堆肥化するのか丁寧に説明し、併せて堆肥化進行中の堆肥にも触っていただきました。

 堆肥化するのはどのような資材が必要なのか、発酵を促進する資材はどんな役割を担うのか等を説明し、児童は熱心にノートされていました。

 日々、家庭から出る生ごみが肥料に変わるなど、最初は信じられない様子でしたが、
現物を見ると立派な肥料に変身していることが分かり、感心したようです。

紙芝居は「 にんじんくん大変身」です。博士の案内で給食の食べ残しがどのように「とよっぴー」になっていくのか、昔懐かしい紙芝居で食の環境教育を行いました。

 4年生ですので、紙芝居に興味を抱くか多少、不安でしたが、みんな紙芝居に釘付けの様子でした。

 紙芝居の後は飛行機の丘に登り飛行場が一望される場所で離着陸の状況を見ていました。

 約1時間と短い間でしたが、食の循環システムを勉強していただく機会となりました。

堆肥化施設には「とよっぴー農園」での作物栽培や収穫の活動をしており、その際の見学があるのですが、施設だけの見学は小学校の場合、ほとんどなく、今回の見学は貴重でした。