日 時 平成24年6月5日(火)
場 所 西宮中央公民館
講 師 八木亜夫氏(毎日新聞客員編集委員)
現民主党政権は昨日(6/4)内閣を改造しました。
内容は、先日問責決議を受けた大臣と近い将来に国会で追及
されるであろう大臣の交代で、総理の言ではこれで国会審議の
環境が整ったとのこと。
今後消費税をメインとする法案の協議に入るものと思われます。
野党の自民党は元々増税には賛成の立場ですから、これ以上の引き延ばしは出来ず、民主党がマニフェストはさておき、自民党の修正案をほぼ丸飲みすれば一件落着でしょう。
問題は与党内の増税反対派の動向で、党議に反して反対票を投じれば処分はまぬがれず、かと言って今更賛成も出来ず、欠席等の手段を取るのではと推測されます。
これにより消費税は、5%⇒8%⇒10%と増税され、今後は逆進性が生じる富裕層と貧困層のギャップの対応策が問題になってきます。
また原発稼動の要否についても、現政権は安全性を前提とした稼動を考えているようで、特に産業界からの要望が強いように見受けられます。
その他厳しい経済環境のもと、緊縮策か成長策かはかなりむつかしい選択になりますが、いよいよ政治家の英知が試される正念場がやってきます。