どこで買う? 何を選ぶ? これからの野菜の選び方
2012年3月19日 08時00分
『これからの野菜の食べ方 ファーマーズマーケットが教えてくれた三〇の真実』
青山国連大学前ファーマーズマーケット男子野菜部(著)/ 幻冬舎
皆さんはスーパーなどで野菜を選ぶとき、何に気をつけて選んでいますか?
色、形、産地や価格など、選ぶ基準はいろいろありますよね。自分が手にとる野菜って本当に安全? 同じ食べるなら、安全で美味しい野菜を選びたいものです。
東京は青山。国連大学前にある広場で、ほぼ毎週末「ファーマーズマーケット」というものが開催されています。ここでは野菜を育てる農家の方が直接、自慢の商品を売っています。
そのファーマーズマーケット主催者の方(20代の男子らしいです!)が『これからの野菜の食べ方』という本を出版したということで、担当編集者の方に野菜の選び方を伺いました。
素人目だと、どれが鮮度のよい美味しい野菜なのか、さっぱり分かりません。
野菜を選ぶコツってなんでしょうか?「“どこの誰がどう作ったのか”を基準に選ぶことがコツだと思います。
野菜を見るのではなく、野菜を育てている人を見て、直接話すことです。おいしいレストランに契約農家があるように、“マイファーマーを見つける”ことです」
“どこの誰がどう作ったのか”ですか。その視点はありませんでした。確かにスーパーで売られている野菜を見ても、肥料や育て方は分からないですからね。
また、私たち消費者は放射能や農薬など、心配しながら野菜を手にしているような気がします。
楽しんで野菜を選ぶ方法はありますか?「ズバリ、心配なときはすぐ聞くのがいいと思います。
無農薬だから安全、減農薬だから危険などの区別はありません。
なぜ農薬を使わないのか、なぜ農薬を使うのか。それを直接聞ければ、そこに自分の知らなかった野菜の知識も加わるので楽しいと思います。
私も本を作る過程で色んなことを農家さんたちから教えてもらい勉強になりました」
でも普段の生活で、農家の方と話せる機会は少ないのが現状です。
「本当はファーマーズマーケットのように育てている人が直接売っているところで買うのが理想的ですが、まだ現実的ではありません。…