もうすぐ今年も半分終わり。
だいぶ蒸し暑くなってきましたね。

さて、6月の多文化カフェは、中国の大連出身で太極拳を教えておられる田麗さんをお迎えし、大連についてやご自身が体験した文化大革命のこと、そして太極拳がなぜ健康に良いかといったお話をお聞きした後、後半は参加者全員で太極拳のワークショップを行いました。

大連は中国の東北部にあり、大都市であるとともに美しい海岸線を持ち、かつては一般人は立ち入れない要人のための保養地もあったそうです。また、日露戦争の主戦場になった203高地があることでも有名で、頂上には慰霊のために砲弾で作られた碑が立っているそうです。

田さんが子どものころに体験した文化大革命では、ご両親が敵対する勢力から拘束され、釈放後は都会から田舎に移住させられたそうです。そして田舎では、いじめられたり、草を集めて燃料にするなど、都会では考えられない暮らしをしたとのこと。歴史的な事件の体験を直に聞け、興味津々でした。

最後はいよいよ太極拳のワークショップです。足を上げたり身体をひねったりといったストレッチの後、もっともポピュラーな24式太極拳の最初の動きをみんなでやってみました。
ゆったりとした動きながら、参加者からは「熱くなってきた」「汗が出てきた」といった声が聞こえました。短時間なのに、驚きの効果ですね(%音符2%)

終了後、今後も太極拳を習いたいという希望者で、太極拳サークルが生まれたようですよ。もし「私もやってみたい!」という方は、ぜひご参加ください。

7月の多文化カフェは、17日にミャンマーからの留学生を迎えて、民主化で注目を集めるミャンマーについて、色々なお話を聞く予定です。