イジメ(不登校)への対応について

◇◆解決ではなく、対応するという視点◆◇

まず前置きとして、イジメ(不登校)の問題は
学校側に理解がないと解決の方向に向かうのは、
とても難しいと考えます。

ではなぜ、イジメは起きるのか
→それは人が人であるからだと思います。
優越感、暴力を振るいたい気持ち、快感等々
さまざまな感情があります。他にも優しさ、心配り、
楽しみをシェアする気持ちもありますよね。
その複雑な感情は人間だからこそ持ちえるものです。

あくまで私個人の意見なのですが、イジメを解決しようではなく、
落としどころを目標にして、イジメに対応する
という視点のほうがよいかなと考えるようになりました。
ガツンガツンとぶつかってばかりではなく、
避けれるところは避ける、逃げているで結構なのですね。
自分はこの地獄絵図から抜け出たいから—と思うようになったのです。

もちろん、親だけではベターな着地点には降りれません。
先生(学校)側の全面的なサポートが必要になってきます。
中学時代は別室登校でもいいよ、できたら高校から教室に戻ろうか、
という優しさと暖か味のある先生がたのサポートが必要なのですね。

イジメへの対応は教育だけではなく、地域のサポートも必要かなと考えます。
地域サポートについてはまた次回に書かせて頂ければと思います。
(地域の行政等も含めてですね。)

チャンスは何度もあるものです。
「こんな状況に落ち込んでしまって・・・」とそのときは考えてしまっても、
あんがい次回のチャンスは訪れるものなのですね。
それが約40年間生きてきた私の実感です。
何もうろたえる必要はありません。小中で無理に教室に戻る必要はないのです。
高校からでもいいんだよと、親御さん、本人さん、学校関係者の皆さんに
この事実をご理解いただけたら、すごく嬉しいです。