市立病院の公開講座

日 時 平成24年6月30日(土)
場 所 ソリオホール
講 師 妙中氏(病院長)、柳澤氏・阿部氏(部長)
 宝塚市立病院の初の試みとして、病院や病気のことについての
公開講座が開かれました。
 まず妙中病院長からは、病院経営の過去・現在・未来のお話し
があり、収支では10億円の赤字(平成20年)を様々な病院改革
によって、今年は3億円の赤字にまで改善し、来期には何とかトン
トンになりそうだとの報告を受けました。
 また柳澤地域医療連携部長からは、かかりつけ医と市立病院との関係について解説があり、市民が医療機関にいかに上手にかかるかの説明を承りました。
 特に昨今は医療の地域連携の在り方が変わってきて、以前の「病院完結型」から「地域完結型」になってきていることが強調されました。
 かかりつけ医を経由するのと、市立病院で直接受診するのとでは費用面や時間面でかなり異なることがよく理解できました。
 そして阿部消化器内科部長からは、大腸がんについてのお話しがあり、発症はかなり増加しているものの、早期発見すれば治癒率は高く、決して怖くないとの印象を受けました。
 大腸がんは遺伝性が高く、アルコール、運動不足、脂質過多、喫煙、肥満等にも注意を要します。