松尾湿原の保全活動、植生調査、及びハッチョウトンボの生息数調査

・期 日 2012.7.14 天気 曇り〜晴れ(湿度高し)
・場 所 松尾湿原 
・参加者 小川、山本、公文、西村(昭)、山根、西川、川本、森川(久)、東田、豊買、森田、岡崎、国田、伊藤 
 講師;福井先生、
 宝塚市自然保護協会 足立会長、森本事務局長
 宝塚市市役所広報課1名

 午前中は福井先生のアドバイスを受け植生調査(モウセンゴケ)と湿原奥の雑草やヒコバエの刈り取りを行いました。モウセンゴケはたくさん白い花をつけ、今まさに満開という状況でした。(ところが、午後にはもう閉じてしまっていたのにも驚きました)
 刈り取り作業は、梅雨独特のジドジトした中、刈り込み鋏、鎌で行いましたが、東田さん操作のパワフルな刈り払い機の働きは頼もしいかぎりでした。
 おかげで、刈り取った後始末も大変でした。
 午後は、足立会長から、松尾湿原にハッチョウトンボが30年ぶりに蘇ったというお話をしていただき、湿原をタテに2分しての生息調査を行いました。
 きっかけは、去る6月8日、会員がハッチョウトンボらしき写真を撮り、足立会長へ鑑定を依頼して生息が判明したことによります。
 調査にあたって、♂♀の違い、未成熟個体が見つかったらこの湿原で発生していることがより裏付けられるということなど注目すべきお話の後、一斉にトンボの数を数えました。
 ♂が13匹(内未成熟個体1匹)♀が9匹という結果に会長も私たちも喜びの声を上げた次第です。これなら来年の発生がより楽しみになります。
 新しく拡張した場所に草が増え、ヤゴが見つかったりもっとたくさんのハッチョウトンボが乱舞していたりして・・・・・と夢は膨らみます。
 最後に♂♀の体に就いて実物で指導していただき理解を深めることができました。
写真右上 モウセンゴケ生息数の調査風景
 白い小さな花を見つけて数えています。今回から生育範囲も計測して記録しています。

写真右 草刈り
 蒸し暑い中<、体全体に汗を出しながらの作業でした。 (この写真には芝刈り機による作業風景は映っていません。)

写真右湿原を白色のひもで半分に仕切り、全員が調査範囲を決めて同時にトンボの数を調査しました。 

写真右 ハッチョウトンボの生息数の調査後、足立会長によるトンボについての詳しいお話しを聞いています。皆さん非常に興味深く聞いています。

集合写真 最後は足立会長と「ハッチョウトンボの第一発見者」の伊藤会員を中央に集合写真撮影

 ハッチョウトンボ調査の後は、午前中の刈り取りした雑草の後始末に汗を流し、本日の作業は終了となりました。
刈り取の終わった湿原の地表面も私の心もスッキリ。(記;伊藤)
 (%ニコ男%)(%ニコ女%)(%くもり%)