介護予防教室に組み込まれた「スリーA方式認知症予防」

今年度の事業としてはじまった介護予防教室のひとつのプログラム、認知症予防に「スリーA方式の認知症予防ゲーム」を組み入れてくださった、兵庫県川西市。

その指導を「認知症予防ケアグループきらら」さんに白羽の矢が立ちました。

私がサポートしているのでそれはそれは嬉しいことです!

川西市では、市内を6地域にわけて高齢者の足の便が良いように近くの公民館などで「介護予防教室」を開催されます。

転倒予防、口腔ケア、認知症予防などのプログラムを組み込んで10回(1回2時間)行われます。認知症予防はそのうち二回の半分の時間がスリーA予防ゲームを行います。

6箇所が二回ずつですので、秋までに12回、予定は市から決められていて、お忙しくしているきららメンバーは日程調整に苦労されていました。

なるべく自分の住んでいる地区に行くようになさったようです。代表の向井さんは全日程参加されます。

一度はその様子を見せていただきたいと、24日午後に参加させていただきました。

会場は自治会館、大きな自治会のようで建物に付随した防災倉庫、独自の荷物車までありました。すでに予防教室は「転倒予防プログラム」をされていて、クールダウンメニューに私も一緒に参加させてもらいました。マットを敷きその上で足を投げ出してすわり、ゆっくりした音楽が流れる中、丁寧に自分自身で足へのマッサージ、深呼吸などで終わりました。

休憩時間もなく・・・スリーAゲームに使える時間が45分と少ないので、慌しく始めます。ここの教室の一回目は季節外れの台風襲来で警報が出ていたために介護予防教室は流れてしまい、今日が初めてです。

スリーA認知症予防の話もそこそこに、きららさんは「後出しじゃんけん」で始まるのが特徴です。代表が「私が出す手に最初、皆さんは勝つ手を出しましょう!」「じゃんけんぽん ぽん」あとの「ぽん」で参加者は手を出します!じゃんけんは勝つのが常識なので、みなさんお上手に出来ました。負けるのが難しいです。リーダーがちょっとミスってしまい大爆笑!

若いリーダーが「自己紹介」「1〜10」「グーパー体操」「かたつむり」、リーダーが変わって「リズム運動、2・3拍子」「お手玉回し」、二グループに分かれて「言葉集め」、今回は「か」がかしらに付く言葉を参加者に考えてもらい、スタッフが小さいサイズの白板に書き出します。制限時間は2分ストップウォッチがビィーと鳴り終了です!50個と49個の薄氷の差でした。最後は「たすきとりじゃんけんゲーム」にぎやかに賑やかに進み、優勝者は今まで無口な方でした。とても穏やかな方でしたが「嬉しい、楽しかった」のインタビューは良かったです!

ゲーム後は、市の職員さんが血圧を測って終了です。興奮していて血圧はどうなんだろうとお一方にお聞きしましたら「私にとってはベストな数字でリラックスできたのだろうと思う」と言われてました。

きららスタッフさんは「今日は初めてなのに笑い声が出て良かった」とおっしゃっていました。
プログラムの一部として行う難しさもありますが、スタッフはもっと声かけを大切にしなければいけないと反省でした。
 (運営委員 福井恵子)