お盆を過ぎると、
道路や側溝に死にかかったセミや
死んでいるセミを
よく見掛けるようになった。

生き物の宿命で長短はあっても、
何時かは命が絶える。

あれだけ早朝から元気に鳴いていたセミが
こんなに哀れな姿で溝の中に転がっていると、
大変不憫に思う。

象は死期が近づくと仲間から離れて、
仲間が死んだ場所(象の墓場)へ行くと云われる。

セミたちは死に場所を選ぶ知恵は無いようだ。
せめて、綺麗な花の褥(しとね)で眠らせてやりたいと
ケイトウの花の上に、そっと乗せた。

(%涙%) セミー1

(%涙%) セミ−2

(%涙%) セミー3