<子ども・若者支援ネットワーク形成のための研修会>

先日、大阪市で開催の表題の講座に参加してきました。
この講座は、内閣府
「困難を有する子ども・若者支援地域ネットワーク形成のための
研修会事業」として
大阪市の梅田にキャンパスのある
宝塚大学看護学部で開催されました。

宝塚と大学に名前がついていますが
私たち親の会までこの講座の広報が届いていなかったので
開催については明石不登校から考える会の通信から知ることができました。

講師は
①「不登校とひきこもりの医学的視点」
国立国際医療研究センター国府台病院 
精神科部門診療部長 児童精神科医 斎藤万比古さん

②「大阪府下における高校生(中退者を含む) その後の現状とその対応」
学校法人プール学院総合教育研究所 主幹 桜井和之氏

参加者は大阪府の行政関係者が多数のように思えました。
それは参加者の雰囲気が、支援者という感じがしたからです。

私たち、親の会のような素人集団とは違う……。

この講座で印象に残った言葉は、①の児童精神科医 斎藤氏から
「この子の成長を伝えられてよかった。
もしも私たち支援者が出会って関わることを続けなかったら
もっとこの子は不幸だったかもしれない。
私たちと出会えてよかったと支援者が思うこと。

必ず不登校や引きこもりの若者が社会とつながりをもって
生活できているかどうかは分からない。
うまくいかなくても、それはそれで一生懸命支援者が関わったことを
大切にしましょう……。

このことが印象に残りました。

当会のおしゃべり会にしばらく参加されない方もいて、その後どうされているか?
気にかかる方もおられます。

斎藤ドクターのお話からも
「燃え尽きないで、自分を責めないで、じっくり人と向き合う気持ちを
これからも大事にしていこう!!」と思いました。

宝塚大学のHPにこの講座の案内があるため、ご覧ください。