評価の物差し

◇◆正直者はバカを見る?◆◇

父を40年間見てきました。
父は私が入院する直前まで働いていました。
出世コースには乗りませんでしたが、
家を建て、老後の蓄えも貯蓄し、
私の生活の面倒も見てくれています。

父は正直者です。
本当にいい人なので、人に疎まれたり
嫌われたりもしてきたようです。

それでも父は正直であり続けました。
怒らず愚痴らず、黙々と仕事をしてきました。
部下の方でも見ている人は見ているので、
父を慕う方もいたようです。

さてここで表題の正直者は?〜ですが、
父は自らに対して後ろめいた気持ちは
全くないと思います。
恥ずべきことは全くしていないのですから、
これってすごいことだと思うのですね。
いじめられたことはあっても
いじめたり馬鹿にしたりが全くないのです。

私は正直者は馬鹿のままで終わらないと思います。
必ず何かしらで評価してもらえる時が来ると思います。
今は笑われたままで終わるかもわかりませんが、
ですが、このまま笑われ者では終わらないと思うのですね。

世の中には人間の価値を決める物差しが
入っています。それは誰がそうするものではなく、
正義の物差しがちゃんと存在していて、
社会のいたるところを測るのですね。

私の尺度はどの程度でしょうか。
私は子どもや女性や高齢者や障がい、病気のある方に
恥ずべきことはしているつもりはありません。
だからせめてこれからも誰にも恥じない行動を
とっていきたいのですね。

カッコ悪くても情けなくてもみっともなくても構いません。
恥ずべき行動は取りたくないのですね。

最後まで読んでいただいてどうもありがとうございます。
この文は私なりの格好つけです。馬鹿正直でも生きていける
社会がそうなることが私の願望となっています。