『飛鳥を歩く』

(%黄点%)“文化塾ウォーキング”(H24年・第5回)の報告です。
『飛鳥高松塚壁画館から明日香奥道史跡を歩く』
・日 時:9月21日(金)午前10時〜午後4時
・集合場所:近鉄南大阪線飛鳥駅 10時10分
・解散場所:近鉄飛鳥駅 16時頃
[コース]:飛鳥駅→飛鳥歴史公園館→高松塚壁画館→文武天皇陵→定林寺跡→橘寺(二面石)→石舞台→亀石→鬼の俎・鬼の雪隠→欽明天皇陵→吉備津姫墓(猿石)→飛鳥駅 (約9km)
・参加者:35名(女性21名、男性14名)
・スタッフ:佐藤リーダ、房田、置田、常本
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*右上の写真は、高松塚古墳から定林寺跡を通り、橘寺に行くところです。曼珠沙華が咲いています。
(%くもり%)天候は、晴れ時々曇り。木陰に入ると初秋の風が・・・、陽射しはまだ強く、日中は30℃という暑さ。
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(%エンピツ%) 「高松塚壁画館」(たかまつづかへきがかん)
・右は、「高松塚壁画館」の案内書です。
・今年6月16日の講義「高松塚壁画古墳」〜その発掘回顧40年〜(森岡先生)を思い出しました。…【1972年(昭和47)3月21日の正午、盗掘抗の向こう側に待ち受けていたものは、信じがたい飛鳥人群像・四神(しじん)・日像・月像・天井星宿図の彩色壁画の群れであった。】
・この壁画館には、発掘当時の忠実な模写がある。(ボランティアガイドによる展示説明)⇒古墳そのものは壁画館に隣接し、保存されている。

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(%エンピツ%) 「橘寺」(たちばなでら)
*写真は、本堂(太子堂)です。
・橘寺は、聖徳太子誕生の地とも、太子創建七大寺の一つとも伝えられています。かつては大寺院だったらしいが、ほとんどの建物は火災で焼失し、現存するものは江戸時代に除々に再建。
・本堂の横に、二面石がある。(右は善の面、左は悪の面。心の持ち方を表したという)

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(%エンピツ%) 「石舞台」(いしぶたい)
・この石舞台古墳は、横穴式石室をもつ方形墳で、築造は7世紀前半頃と推定。
・被葬者は不明ですが、6世紀後半にこの地で政権を握っていた蘇我馬子ではないかといわれています。
・玄室の長さ7.5m、幅3.4m、高さ4.7mで大小30数個の花崗岩が使用されており、天井に使われている石の重さは、北側が約64t、南側が約77t、総重量は約2,300トンの巨岩です。

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(%エンピツ%) 「亀石」(かめいし)
・長辺4.2m、短辺1.7m、高さ1.9mの花崗岩である。下向きに亀の顔が彫られている。
・以前は、北向き、次いで東向きになり、今は南西に39度むいている。…動いて西を向けば“洪水になり飛鳥は泥海に浸かってしまう”という言い伝えがある。
・7世紀頃の製作と推定され、飛鳥京の四隅を示す標石説をはじめ諸説あり。

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(%ノート%) 次回のウォーキングのご案内
・月 日:10月26日(金)
・コース: 『平家ゆかりの須磨の古跡を訪ねる』 (平家物語・その2)
・集合場所:山陽電鉄須磨浦公園駅 10時20分
・解散場所:山陽須磨寺駅 15時30分頃
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