押部谷町の“農”と環境から考える会全体集会(第2回)

こんにちは。

9月19日(水曜日)。押部谷町の今後を“農”と環境から考える会
の全体集会を開催しました。

会議の前半は、各分科会の活動状況の報告と県事業「ふるさと
自立計画推進モデル事業」を活用した計画づくりに関する説明が
ありました。

会議の後半は、3つの分科会に分かれて話し合い、これまでの
実践活動を振り返りました。

●押部谷町産のブランド米“おしべのゆめ”に取り組んでいる
農業分科会の話し合いでは。。。

・お米を押部谷町産として販売することができた。
・栽培田にのぼり旗を置いたことから、他地域からも関心を
持ってもらえた。
・苦労して栽培したのでプライドがある。できれば安く売りたくない。
・今後はインターネット販売も展開したい。
などの意見がありました。

そのほか、品種はヒノヒカリだけでよいのか?ヒノヒカリは収穫が遅いため、
世間一般の新米の時期に販売はできない。
取組の初年度であるため、消費者がどのような反応を示すのか、少し不安もある
などといった意見もありました。

●明石川沿いの花街道づくり、桜の植樹に取り組んでいる生活分科会の話し合いでは。。。

・昨年度植樹した養田集落は、竹藪だった場所がすっきりしてきれいになった。
・小学校と連携して、卒業生記念として植樹することができた。
・植樹を予定している細田集落、西盛集落は、自治会や農会にて維持管理体制の検討が必要。
などの意見がありました。

桜の植樹は、草刈り、水やりなどといった植樹後の維持管理が必要となります。
また、植樹した苗が無事に成長するのかといった不安もあります。植樹ほか、
集落機能を維持していくためには、地域の担い手を確保していくことが重要
との意見もありました。

●明石川をはじめとした水辺環境の保全、ホタル観賞会、ダルマガエル勉強会などに
取り組んでいる自然分科会の話し合いでは。。。

・ホタルの観賞会が無事に開催できて良かった。子ども達もたくさん参加して喜んでいた。
・新しいホタルの里親が誕生した。少人数でも押部谷町の自然環境に関心を持ってもらえた。
・ホタルの里親については、ホタルを捕獲し、幼虫を育てる難しさを知った。ホタルは育てるのが難しい。
・押部谷町は、絶滅危惧種であるダルマガエルが生息している。カエルの神戸市のなかでは最も多い
ので、良好な自然環境が残っている。お米が美味しいということにつながればよい。
などといった意見をいただきました。

また、今後は、小学校と連携するなど、押部谷町の子ども達に押部谷町の豊かな
自然を知ってもらう場を提供していきたいといった意見もありました。

今回は、これまでの実践活動を振り返りましたが、これらを踏まえ、来年度以降、
どのような活動を展開していくのかといった実行計画立案に向けた話し合いを、
引き続き行います。

みなさん、お疲れさまでした。