夏期集中講義「兵庫の災害と防災」 井戸知事の講義がありました。

こんにちは、全県キャンパスコーディネーターの三村です(*^^)

全県キャンパスプログラム 夏期種中講義「兵庫の災害と防災」が
兵庫県立大学防災教育センター(人と防災未来センター」東館4階)にて開講されました。(平成24年8月21日(火)〜24日(金))

1日目 2時限目には、兵庫県知事の井戸敏三氏をお招きして
「阪神・淡路大震災の教訓と兵庫の防災」のお話をしていただきました。

経済・経営・看護・環境・工学・理学から、約100名の学生が履修しました。

井戸知事よりメッセージをいただきました。
1・ 災害はいつ来るかわかりませんが、災害が来ても小さくすむ減災、できるだけ早く復旧復興する姿勢、シナリオを事前にもっておく。
2・ 災害時の混乱を避ける事前訓練、実践的防災訓練、リスク管理の想像力を発揮など。
3・ 危険想定がどこまでできるかが必要。
4・ 災害対策のための人材の養成(専門家、リーダーなど)
5・ 立ち上がる熱意・意志、復興への挑戦。 文化・芸術などの元気や応援。

質疑応答では3つの質問が出されました。

Q 「防災教育センターでは、リーダーを育てるための学習もしていますが、どういう人材として学んでほしいですか?知事よりエールをお願いしたい。」
A 「防災の知識は、座学だけではなく、現地体験が必要。 ボランティアに参加して被災者とのコミュニケーションをはかったりと強い意志を持って活動することで、視野が広がり熱意が固まる。

Q 「兵庫県立大学防災教育センターから「防災士」としての兵庫県の新規採用県職員の受け皿への道の可能性は?」
A 「検討してみる必要がある。防災としての学びを通じて自分の道を探すことが重要である。
自分の道とは「専門的な」「広い意味」の二つの道。

Q 「震災がなかった状態に戻すという目標は達成しているか?」
A 「高齢化社会・地域ぐるみの見守り」については達成できているが、「産業構造を変えていく」についてはそうとは言えない。

最後に兵庫県立大学学生へエールをいただきました。
「挑戦を忘れないで!今に、満足せず、前に向いて歩いて行ってほしい!」

(三村感想)
自分は大丈夫だと思っていても、災害はいつ自分の身にふりかかるかわかりません。
いざという時に混乱しなように、その場に合った一番ベストな方法で対処していかなかればならないと思いました。
井戸知事からいただいたエールは、大変心強くうれしかったです。
いくつになっても、挑戦心は忘れずに友人を大切にして、前を向いて歩いていきたい!と思いました。