≪和歌山生まれの「バスピン」、ついに東京見参!!!≫

9月16日、首都・東京DEバスピンをやってまいりました!

「東京駅」から「二重橋」〜「国会議事堂」など
ランドマークは数々あれど、実際に体験してもらえそうになく、
向かった先は「目黒のさんま祭り」!!!
そのメイン会場の田道広場公園へ。

たかがサンマ、されどサンマ、目黒の人たちにとっては
落語「目黒のさんま」にちなんだ人気イベントで、
それが今や全国ニュースとなり、この日の「目黒区のSUNまつり」も、
無料で振舞われるサンマ5000尾を求めて長蛇の列。列。列。

サンマを携えて気仙沼から駆けつけた「さんま焼き隊」が、
新鮮なさんまを焼く中、
大漁祝い歌のどや節や鹿踊りを威勢よく披露、
一気に会場内が沸き上がっていました。

サンマは宮城県気仙沼産。大根おろしも宮城県産。
大分県のかぼす、紀州みなべの備長炭を使用。

全体で約32,000人の人出で賑わい、開始されて早々に
「この先並ばれてももうサンマはありません」との放送が!

そして、こんなアウェイな中でほんまにやるの?って思いつつ、
やらなきゃ帰れないって、意を決してそれは始まったのです。

大勢の人で賑わう祭り会場の隅にどうにかスペースを見つけ、
この日の為に着ていった国体ポロシャツの“きいちゃん”に勇気もらい、
周りの目を気にしながらも決意を固めてバスピン台を開いてみた。

こんだけ人がおるんやから、誰か寄って来るだろうと思ったものの、
バスピンを始めて10分、15分と続けても、誰一人寄って来てくれない。
オレンジのベスト着たお祭り役員さんの視線がやたら気になり、
暑いからだけでなく、冷や汗もめちゃめちゃ吹き出す始末。

しばらくして、やっと60か70歳くらいの男性がやって来て、
「この台いくら?」「どこで売ってるの?」とか質問してくれるも
一向にやってくれる気配なく質問に答えたら、立ち去ってしまった。

その後のことです。
次に来てくれた小学生の少年がついに救世主となる!!

機嫌よくその少年が10分くらい遊んでるのを見てた人らが、
特に子ども連れのご家族がたくさん寄って来てくれ出し、
気がつけば列をなして並んでくれてるではないかー!!

これは和歌山でもそんなになかった展開だぁ。
ヤバいくらいのうれしい状態に、
これじぁ逆に終われないとの不安と、
絶対にお祭り関係者から怒られる〜!って思いながら…
いや、怒られたら謝ってソッコー帰れるやんなどと考えたり…

そんな葛藤の中それからずっと30分くらいやってただろうか?
一瞬列が切れた瞬間、この時を逃してはならないと、
思いっきり関西弁のトーンで「すみません」を連発し、早々と店じまい。

実際やった時間にすると全部で1時間もやってなかったかもしれないけど、
肉体的にも精神的にもフラフラになりました。

単なる物珍しさと、暇つぶしだったと思うけど、
やって頂いた方々には本当に感謝です!