鰹節のチカラ

鰹節は日本食になくてはならない食材です。そんな鰹節のすべてを紹介します。


鰹節の効果

イノシン酸の効果

鰹節に多く含まれているイノシン酸は鰹節の主な旨味成分になっています。またイノシン酸は全身の細胞を作るDNAを活性化させ、若返りをさせる重要な栄養素と言われています。

若い頃はイノシン酸を体内でつくることができますが、年齢を重ねるごとにイノシン酸の合成能力は減退してしまいますので、食事からイノシン酸を摂取することによって補うことが大切です。

ペプチドとは

ペプチドとはあまり聞かない栄養素ですが、アミノ酸がいくつか結合した状態の物質です。、小腸にはペプチド専用の吸収口があり、吸収スピードが早く、効果が高い事から医学界の注目が集まっています。

その中でも、かつおはペプチドを最も多く含む食品として研究されています。ペプチドの効果は疲労回復、集中力を高めると言われて、一流のスポーツ選手にも浸透してきています。


鰹節の減塩効果

鰹節は旨味成分が豊富な食品ですが、鰹節を上手に使うことによって、食事時に減塩を図る事ができます。

日本人の食事の基本である和食の基礎となる鰹節でしっかりと良いでしを取ると、後で味付けをする際に醤油や塩、砂糖等の調味料を少なくする事ができますので、生活習慣病の原因である塩分の取りすぎにも効果があると言えるでしょう。

日本の鰹節消費量日本一は長寿の県、沖縄県というのも納得してしまいます。

鰹節のダイエット効果

ダイエットをする人は、カロリーばかりを気にして栄養面をおろそかにしてしまいがちですが、ダイエットで重要なのは、低カロリーで栄養が豊富に含まれた食事をとることです。

その点、鰹節は脂肪分が低く、良質のタンパク質を豊富に含んでいますので、まさに理想的なダイエット食品だと思います。

グルタミン酸との相乗効果

鰹節に豊富に含まれているイノシン酸は昆布などのグルタミン酸と一緒に合わせる事で旨味が約5倍になります。

これが鰹節の一番だしは昆布と一緒に取る理由です。醤油にもグルタミン酸が含まれていて、鰹節と昆布で取った出し汁を醤油で味付けする和食は利にかなった調理法なのです。