図は事業報告書の表紙です。今年は雨が平年の3倍、晴れても蒸気で霞んでる。中央に見える林と畜舎が蒙和。手前の牧草地に植わってるのが杏の苗。微かに小さく見える烏力吉ウリジ沐論河は今年は水量が多く、夏に氾濫まで起した。乾燥地では、たまに降れば洪水になるのだ(10年のうち、9年旱魃、ふっと1年は洪水、と言われる)。河は左から右方向へ林を伴いながら流れ、先はホルチン中央から満州へと流れる遼河の本流(西拉沐論シラムレン河)へ注ぐ。黄河と同じく、シラムレン河は昔は遼河本流だったが、いまは上流の内蒙の砂漠化のために、東の長白山側より水量が減ってしまって、本流名を取りあげられた、とのこと。