第8回篠山市展(こちら)は、篠山市民センター 2階 多目的ホールでただいま開催中です、

25日(日)までです。

どうぞご来場ください。

日本画12点出品(うち10点入賞)
洋画 56点出品(うち35点入賞)
彫刻 12点出品(うち12点入賞)
工芸 26点出品(うち24点入賞)
書 24点出品(うち17点入賞)
写真205点出品(うち133点入賞)

【日本画部門 講評】
 出品作品数は12点で、10点が入選しました。作品は全体的に描き込まれた完成度の高い力作がほとんどでした。対象をしっかり描写した作品、水彩画に近い作品、抽象的な作品等は幅広い表現で好感が持てました。受賞作品は3点共、表現力と情感が伴った秀作でした。日本画の顔料をうまく使用した作品が多いのですが、創造的な水墨作品にも期待しています。( 浅野均 ・西田眞人 )

【洋画部門 講評】

 第8回の今回は、ずいぶん安定した表現が定着したことを教えてくれる展示となりました。入選作品はどれをとっても、日々の研鑽が見てとれる作品で、現代を生きる証を筆到から読めてきました。
 作品を描くことは自分を確認する作業であることは言うまでもありませんが、作品手法が人ごとに違っていて、観るものを飽きさせない面白さがありまいた。賞や入選の数が定まっていて、展示まであと一歩の作品が多かったことを付記したいです。
 回を重ねるごとにさらに傑作が多くなることを期待してやみません。 ( 来住しげ樹 ・ 阪本修次 )

【彫刻部門 講評】
彫刻部門は、どこの公募展でも出品点数が極端に少ない中にあって、12点の応募は喜ばしいことと思います。全体のレベルとしては、昨年並みでず抜けた作品はありませんでしたが、バラエティ豊かな作品だったと思います。
 細かい技術にこだわらず、彫刻の本質をもっと理解していただきたいことと、模写や手工芸的な作品でも見方、考え方を変えることで、大きく変化する可能性があります。今後に期待します。
( 磯尾伯里 ・ 関口 寛治 )

【工芸部門 講評】
今回の審査でも既製品のアレンジではなく、素材の加工を伴うオリジナル表現という原則を尊重しました。
 今回は伸び伸びとしたダイナミックさがやや希薄で、全体的に少し小振りな印象を持ちました。その中で受賞作品をはじめ、いくつかの作品に、発想の豊かさと表現力の確かさが感じられたことが喜ばしい点です。
 また、賞候補にあげた作品は発想力・造形力共に今後の展開が大いに期待できると感じたことを付記しておきます。
( 市野年成 ・ 水上雅章 )

【書部門 講評】
 今回は、漢字、仮名作品等、時間をかけて取り組まれた作品が多い見られ、楽しく審査させていただきました。前回より作品の質も向上して、上位作品は線質面でよく練った線で目を楽しませていただきました。次回の作品は今回以上に時間を感じる作品を見たいと思います。( 市野清鳳 ・ 坂部泰子 )