KYOのあけぼのフェスティバル2012は、小雨の中でしたが、大入り満員で終了しました。
オープニングは、軽快なリズムの京都産業大学の混声コーラス、続いてあけぼの賞の授与式…オリンピック選手が表彰されるので、会場中期待をしていましたが、選手たちは合宿や試合中で、代理のお母様方でした。
表彰された方々は、
太田清子さん・宮津市の水産加工業
海の雑草・アカモクは東北地方では食されることから、京都でも食用としたいと試行錯誤された加工技術は、品質は良く高い評価を得たそうです。

海堀あゆみさん・サッカー選手
長岡京市出身のなでしこジャパンのゴールキーパー。

佐野優子さん・バレーボール選手
京都府立北嵯峨高校出身の全日本バレーボールチームのメンバー。ポジションはリベロ。

中道瞳さん・バレーボール選手
京都橘高校出身の全日本バレーボールチームメンバー・ポジションはセッター。

森田りえ子さん・日本画家
京都市立芸術大学出身。花の画家

綿矢りささん・小説家
京都市立紫野高校在学中、「インストール」で第38回文藝賞受賞。
第6回大江健三郎賞受賞。8年前に、史上最年少者での芥川賞受賞。

亀岡市消防団つつじ分団
女性団員のみで構成される消防団

講演
子どもたちが希望を持って未来へはばたける社会へ
厚生労働省 社会・援護局長 村木厚子さん

会場は大入り満員の大盛況でした。一時期、時の人になった村木さんの講演を私も関心を持って聴きました。
「子ども・子育てをめぐる現状について」
少子化の進行と人口減少社会の到来を棒グラフで示しながら、軽やかな話しぶり、ユーモアも交えての講演はとても聴きやすかったですが、話す内容は…深刻な課題です。第一次ベビーブーム、第二次ベビーブームは来たが、それに続く第三次ベビーブームが来ない、社会に希望が持てない、給与が低い、正規雇用が激減、家庭が持てない、子どもも…「会場に雇用をされる方が居られたら是非、若い方を雇用してください」とも呼びかけておられました。

最後の方に、時の人となったときの話をユーモアたっぷりに話されました。「慣れていないので手錠のはめられ方が違っていて右手首が痛かったが、訴えると直ぐに正しいはめ方に直された」「私は好奇心が強かったから、このような事態でも耐えられたのだと思う」「拘置所でも頼めばお買い物が出来るんですよ〜」「周りの方々の支えが大きかったです」などと淡々と話されました。

京都テルサの会場のあちこちでは「バザール」がありました。ワークショップは午後1時から〜
参加して下さる方が少なくて、NPO法人認知症予防ネットのピンクの幟を持ち、バザールのあちこちで「脳活性化ゲームを3階スポーツA会議室で行いますので、お越しくださ〜い!」

2時間の間に20名の方々が三々五々集まられて、ゲームを楽しんでくださいました。

入り口で呼び込みもしましたが、
「認知症?もう入っているから遅いよ〜」
「認知症?(関係ないよ〜)」、
何か?面白そうだが、ちょっとなぁ〜と覗き込む方もいらっしゃいますが、
続々と入ってくださることはなく残念でした。

まだまだ「認知症予防」は社会に認知をされていないと感じました。

参加して下さったかがたは、大笑い、楽しそうに、次の用事があるからと帰られる方は名残惜しみながら会場をあとにされていました。

運営委員・福井恵子

会場前の飾りつけ〜