免疫力を上げる食べ物や食事法
免疫力を上げる食べ物を摂る場合に、その基礎段階として栄養バランス満点の食事を心がけることが大切です。
免疫力を上げるということだけを目的に、食べ物を摂っても栄養バンスの欠いた状態では相殺されてしまいます。
栄養バランスをシッカリ考えた上で、質のいいタンパク質やアミノ酸をシッカリと補うようにすることです。
顆粒球やリンパ球などの免疫細胞を強化していくには、アミノ酸が必要です。
質のいいタンパク質を補う上で、必要なことは、食性に合っているかどうか、要は消化がいいかどうかということがポイントです。
未消化のタンパク質は、腸の中で腐敗をしてしまうため、それが免疫力の低下を招きます。
人の身体に合うタンパク質は、穀物と豆を同時に摂ることです。
大豆や大豆加工食品は、必要なタンパク質としてお勧めの食品です。
その他、免疫力を上げる食べ物にキノコがあります。キノコにはβグルカンという免疫を高める成分が豊富に含まれています。
一日一回はキノコ料理をとりたいものです。
椎茸やしめじ、なめこ、まいたけ、えのき茸、エリンギなど、手軽に手にいれやすいキノコでOKです。
一皿分のキノコ料理が免疫力を上げるのに効果を発揮します。
海藻などに含まれているぬるぬるした成分が、免疫力を上げる食べ物として注目されています。
海藻は、腸内の細菌叢の状態を良くしてくれて、腸管免疫を高める作用があります。
ぬめりの成分はフコイダンで、この成分が海藻に多く含まれています。
この成分には、がん細胞に栄養を送り込む新生血管ができるのを抑えたり、がん細胞をいわば自殺に追い込む効果があります。
日本の伝統的な発酵食品にも免疫力を上げる働きがあります。
癌を攻撃するヘルパーT細胞のTh1細胞の数を増やす働きがあります。
納豆や漬物といった食べ物を日頃から摂るようにすると効果的です。
食養学の研究家は、「まごわやさしい」の食事を勧めています。
まは豆、ごはゴマ、わはワカメなどの海藻類、やは野菜、さは魚、しはシイタケなどのキノコ類、いはイモ類となります。
こうした食べ物を意識とるようにすることが免疫力を自然と上げてくれます。