冬至の過ごし方…なぜかぼちゃと柚子湯?

冬至の過ごし方…なぜかぼちゃと柚子湯?
三浦 康子

冬至といえばかぼちゃと柚子湯ですが、風邪の予防や語呂合わせばかりが理由ではありません。

みんなの運が上昇してくる日だからこそ、知らないと損する冬至の豆知識。いとこ煮、柚子湯のやり方もご紹介します。

冬至は昼が1番短い日=夜が1番長い日。

冬至といえば思い出す、かぼちゃと柚子(ゆず)湯。

一般的には、風邪をひかないためや語呂合せと言われていますが、本当にそれだけなの?……

いえいえ、ちゃんと理由があるのです。しかも、冬至はとてもハッピーなイベントなのでした。

【 INDEX 】
1.冬至は運が上昇する日!
2.かぼちゃを食べる本当の理由、冬至の食べ物
3.柚子湯に入る本当の理由、柚子湯のやり方 
 

冬至って?

冬至(12月22日ごろ)とは北半球において太陽の位置が1年で最も低くなる日で、日照時間が最も短くなります。

太陽の位置が1年で最も高くなる夏至(6月21日ごろ)と日照時間を比べると、北海道の根室で約6時間半、東京で約4時間40分もの差があるのです。


一陽来復って?

「一陽来復」 あなたの運も上昇させましょう!
1年で最も日が短いということは、翌日から日が長くなっていくということ。

そこで、冬至を太陽が生まれ変わる日ととらえ、古くから世界各地で冬至の祝祭が盛大に行われていました。太陰太陽暦(いわゆる旧暦)では冬至が暦を計算する上での起点です。

中国や日本では、冬至は太陽の力が一番弱まった日であり、この日を境に再び力が甦ってくることから、陰が極まり再び陽にかえる日という意の一陽来復(いちようらいふく)といって、冬至を境に運が向いてくるとしています。

つまり、みんなが上昇運に転じる日なのです!

【ちょっぴり雑学】 冬至はクリスマスのルーツ

クリスマスは、太陽の復活を祝う古代ヨーロッパの祝祭とキリストの生誕が結びついたもので、その年の冬至が12月25日だったため、諸説あったキリストの降臨日が12月25日になったといわれています。

それでは、なぜ冬至にかぼちゃを食べるのでしょう?

また、かぼちゃ以外にも冬至の行事食がありますので、次のページでご紹介します。