■「レアシュガースウィート」の開発について

■「レアシュガースウィート」の開発について

 「希少糖」(レアシュガー)は、これまで香川県、香川大学、国、民間企業が産官学連携事業として研究開発を進めてきました。

製造を担当する松谷化学工業株式会社(本社:兵庫県伊丹市 代表取締役社長:松谷晴世 以下、松谷)では、2004年以来、この事業に参画し共同して開発に携わってきました。

「希少糖」とは、自然界にその存在量が少ない単糖およびその誘導体の総称として、国際希少糖学会(会長:香川大学 何森健(イズモリ ケン)特任教授)によって定義され、また各種希少糖を大量生産する道すじが何森教授によって発表されました。

自然界では量は非常に少ないのですが、種類は多く、自然界に50種以上存在しています。キシリトールも希少糖の一種です。 

近年、香川大学ほか研究機関による希少糖の大量生産技術の確立により研究が進み、様々な生理活性が発見されました。

特に、希少糖の一種である、ノンカロリーで甘味度は砂糖の7割程度の「D-プシコース」には、食後血糖上昇抑制作用、内臓脂肪蓄積抑制作用やアンチエイジング効果が認められています。

また、「D-アロース」には血圧上昇抑制作用、抗酸化作用などの生理活性があり、医薬品や機能性食品、化粧品などへの応用開発が進められています。

 2010年、松谷と(株)希少糖生産技術研究所(本社:香川県木田郡三木町 代表取締役社長:何森 健) は、D-プシコース、D-アロースなどの希少糖を含む希少糖含有シロップ「レアシュガースウィート」の開発に世界で初めて成功しました。

これまでの香川大学等との研究により、「レアシュガースウィート」が脂肪蓄積抑制効果や糖代謝改善作用などへの効果を持つことが報告されており、肥満予防などメタボリックシンドロームに対する効果や糖尿病予防に対する効果が期待されています。

なお、2011年11月には国際希少糖学会第5 回国際シンポジウムにおいて「レアシュガースウィート」のヒトでの12 週間連続摂取による体脂肪低減効果とその安全性が報告されています。

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