有効なプラズマ乳酸菌はどのように発見されたのだろうか?

前回の続きです。

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写真は残りの食材を使ったリメイク弁当です。味を加味したり自分好みにアレンジしてBENTO LIFEを楽しんでいます。

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では、世界でも初となるウイルスの感染予防に有効なプラズマ乳酸菌はどのように発見されたのだろうか?

 その流れを藤原氏聞いてみた。

「まず、プラズマ細胞を調製し、そこに様々な乳酸菌を加え、ウイルス排除システム発動の決め手となる抗ウイルス物質(インターフェロンα)が誘導されるか検証しました。

ほとんどの乳酸菌は無反応だったのですが、ごくまれに抗ウイルス物質の数値が上がった乳酸菌が存在したんです」と藤原氏は説明する。

「その中で最も高い数値を叩き出したのが、菌名をラクトコッカス・ラクティスJCM5805株というものでした。

ラクトコッカス・ラクティスは元来チーズなどの発酵に使われる菌です。

発酵した際、独特の香気を伴うためヨーグルト等の商品には不向きとされているものでした。我々はこれをプラズマ乳酸菌と名づけました。」

市販乳酸菌ではまったく変化がなかったが、右下の写真では、プラズマ細胞の表面に突起が現れ、通常時よりもアクティブな状態になっているのがわかる。

http://xbrand.yahoo.co.jp/category/lifestyle/9762/3.html

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世界初という、プラズマ細胞を活性化するプラズマ乳酸菌のウイルスに対する強力な感染防御効果の検証をしてきたが、藤原氏は従来の乳酸菌との違いを改めて次のように説明する。

「ここで勘違いしないで欲しいのは、これまでの乳酸菌はあくまでプラズマ細胞を直接活性化しないだけで、細菌防御機能が高まると、それに呼応する形でプラズマ細胞の活性化が起こるので、ウイルス感染防御に関して間接効果は期待できると思います。

またこれは同じくプラズマ乳酸菌にも起こる現象なので、いわば直接+間接の二重のウイルス感染予防につながるということです。

この強固な防御体制を構築できるのは、プラズマ乳酸菌だけということです」

プラズマ乳酸菌の驚くべき効果はこれまで見てきた通りだが、ここで少々イジワルな質問をしてみたい。

実験段階でマウスなどによる効果が確認できても、人間には有効に作用しないという話をよく聞くが、プラズマ乳酸菌は人間の免疫機能に対しても有効に作用するのだろうか?

その問いに対して藤原氏は、

「実は、人間が摂取した場合の検証も行っており、実際にプラズマ乳酸菌を含むヨーグルト飲料を1か月摂取した場合と、乳酸菌を含まないヨーグルト様飲料を摂取した場合と比べて、血液中のプラズマ細胞の活性度合いに有意な差が出ました。プラズマ乳酸菌は人間の免疫機能にも効果が出せるのではないかと期待しています。」

現代人が抱えるウイルスに対する感染リスクは、老若男女、季節を問わず一年中、それも至る所に存在する。

プラズマ乳酸菌はさまざまなウイルスの脅威から我々を守ってくれる期待大の素材といえそうだ。
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