京都のお家ごはん「おばんざい」はいかが?

写真は残りの野菜いっぱいのスープカレーです。調味料も自分好みで調節します。

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プロの簡単レシピつき!京都のお家ごはん「おばんざい」はいかが?

文:飯塚朋子

昔ながらの京都の家庭料理、「おばんざい」。最近では「スローフード」としても注目を集め、観光ガイドなどでもよく紹介されているので、「京都に行ったら食べてみたい。」

「家でも作ってみたい。」という人も多いのではないでしょうか?今回はそんな「京のおばんざい」を家でも手軽に楽しめるレシピをご紹介します。

「おばんざい」ってどんなもの?

テレビや雑誌などでもすっかりおなじみの言葉になっている「おばんざい」。

実は地元の人はあまり「おばんざい」という言葉は使わないのですが、京都以外の人からも親しまれるように「おばんざいの店」という看板を掲げる店も多く、今では京都で昔から食べられている「日常のおかず」を表す言葉として全国的に定着しています。

また「おばんざい」といっても、決まりきったメニューはありません。お祭りの日には「鯖寿司」を作るなど、年中行事に合わせて決まったおかずを作るという伝統もありますが、

特に最近では、おばんざいのお店や、おばんざいレシピとして紹介されているメニューを見ても、かなりバラエティに富んだ内容になっています。

「おばんざい」を作る上で重要なのは、丁寧にだしを取るなど「手間を惜しまず作る」ということ。

また旬の食材も上手に取り入れ、できるだけ捨てずに無駄なく使うのもポイントです。

京料理のような見た目の華やかさはありませんが、地元で採れる野菜や乾物を工夫して美味しく使う、京都の人たちの知恵がたくさん詰まっています。