今、話題の「葉酸」パワーとは①

今、話題の「葉酸」パワーとは①

下記の記事は以前にブログで引用させていただいていますが再度載せさせていただきます。

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写真は塩麹のほうれん草スープ、葉酸たっぷりのスープです。
以前に作った料理の残りや野菜等の具材でリメイクのスープをつくります。

いろんな具材からの味がしみ出てきますがスープ仕立てなので水を増します。塩麹でしっかりと締めます。あったかいスープ最高ですね。

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「健全な発育、貧血予防に働く葉酸」

最近、新聞などで紹介され、話題になっている栄養素、
「葉酸(ようさん)」。

でも、注目されている割には、
葉酸にどんな効果があり、どんな食品に多く含まれているか
ご存知ない方も多いと思います。

葉酸のことは、昨年、本ブログで取り上げましたが、
再度ご紹介いたしますので、ぜひ健康づくりのご参考になさってくださいね。

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さて、葉酸は、1944年に貧血予防因子として発見された
ビタミンB群の1種で、細胞の新生や、正常な赤血球の形成に
欠かせないビタミンです。

“葉っぱの酸”と書いて、「葉酸」です。

名前の由来は、葉っぱである“ほうれん草”から抽出されたからです。
英語では「folic acid (フォーリック・アシッド)」で、
これは「葉」を意味するラテン語の「フォリウム」から名づけられており、
その名の通り、葉野菜には葉酸が多く含まれています。

また、葉酸は、ビタミンB群の中で9番目に発見されたので、
「ビタミンB9」とも言われます。
一方、猿(Monkey)の抗貧血物質として発見されたため、
「ビタミンM」という別名もあります。

《体内での働き》

●細胞の新生をサポートする
 
葉酸は、細胞の遺伝情報が詰まっているDNAの合成に不可欠です。

DNAの合成が正常にされることで、
細胞は、その情報を正確にコピーしながら分裂して増え、
新陳代謝や充分な成長を促します。

つまり、細胞増殖のさかんな胎児の、健全な発育のために特に重要で、
そのため妊婦さんや授乳中の女性は、
通常より葉酸を多く摂る必要があるとされています。

●正常な赤血球の形成に関わる
 
赤血球の寿命は約4ヶ月なので、
体内ではつねに新しい赤血球がつくられています。
葉酸は、赤血球のもとになる赤芽球をつくる助けをします。
赤芽球が正常につくられないと、赤血球も正常につくられず、
貧血の原因になります。


葉酸が足りているかどうか、簡単にチェックしてみましょう。

□ほうれん草や小松菜などの葉野菜、
ブロッコリーなどの緑 色の濃い野菜を毎日食べる。

□いちごやマンゴー、オレンジやグレープフルーツなどの
果物を毎日食べる。

□レバーは、ときどき食べる。

□大豆・大豆製品を毎日食べる。

□昆布や海苔をよく食べる。

□卵を毎日食べる。

あてはまる項目が少ない人は、葉酸不足が心配です。
葉酸摂取を心がけましょう。

また、妊婦さんや授乳婦さんとは別に、
妊娠を計画している女性や、妊娠の可能性がある女性は、
1日400μgの摂取が望ましいとされています。
(その理由は、次回ご説明します)

食事での摂取が難しい場合は、サプリメントでの摂取も促されていますが、
そのため上限量(1000μg)が示されています。