ミカン皮が脳神経守る 脳梗塞治療に期待

ミカン皮が脳神経守る 脳梗塞治療に期待

以前にもブログに載せさせていただきましたが、再掲載します。
今、ご縁のあるところで野菜や果物の再利用のプロジェクトに参加しています。

モッタイナイ精神で一番皮のところが栄養度が高いので利用しない手はありませんね。

農薬等を除去するか、無農薬のものを使っていく配慮は必要ですね。

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 ミカンなどかんきつ類の皮に含まれる有機化合物に、脳の神経細胞を守るタンパク質を増やす働きがあることを松山大薬学部のチームがマウスで突き止めた。

脳梗塞で起きる脳神経の機能障害を遅らせる治療薬の開発につながる可能性がある。

成果は9月中にも国際学術誌ニューロサイエンス・レターズに掲載される予定という。

 有機化合物はヘプタメトキシフラボン。チームは液状にしてマウスに5日間投与。

その後、脳の血管を詰まらせて、脳の断面を分析。

すると、記憶をつかさどる海馬で、神経細胞が傷つくのを防ぐタンパク質「脳由来神経栄養因子」が投与しなかったマウスよりも約3・5倍増えていた。

チームはこのタンパク質が増えることで脳梗塞後に死滅する細胞が減り、機能が維持されるとみる。

ただ、ヘプタメトキシフラボンはミカンの皮の成分の多くて約0・025%と微量で、皮を食べても効用はないという。

安全性を確認し、人で有効か検証する方針。