松尾湿原の保全活動と植生調査

・期 日 2013.4.8
・場 所 松尾湿原
・参加者 小川、川本、山本、山根、政元、西村(昭)、安藤、豊買、伊藤(格)、伊藤(千)、岡崎、森田、西村(タ)、西川
 本日は今年度最初の活動日、先日の大荒れの天気とは打って変わって絶好の活動日よりでした。
 マイクロバスの都合で異例の月曜日に保全活動を行う事になりましたが14名の会員が集まりました。
 桜の花もまだ残っている天候に恵まれた一日でした。
まず、湿原へ行くまでに、春の女神と言われている「ギフチョウ」の見学に飼育小屋まで行き、沢山の美しい蝶を見ました。
 植生調査ではショウジョウバカマ、シハイスミレ、タチツボスミレ等を観察し、また以前切り倒したままで湿原の上方に放置していた丸太を処理しました。
 午後からは、南面の樹木を3本切り倒し、枝を処理しました。
湿原の下の広場の側の溝(水路)で絶滅危惧種に指定されているカスミサンショウウオの卵を発見しました。よく見ると卵(卵嚢)の中で小さなものが動いているのが分かりました。
写真右上 ショウジョウバカマを観察しています。
この足元にはモウセンゴケの小さな芽も見つけました。

写真右 丸太をチェンソーで持ち運べるように短くカットし、たき火をする場所まで運んでいます。

写真右 太めの樹木をチェーンソーで伐採中

写真右 カスミサンショウウオの卵嚢
 カスミサンショウウオは日本固有種で生息地の破壊、水湿汚染や、アメリカザリガニ、魚類などによる捕食などにより生息数は減少して、環境省レットリストの絶滅危惧II類(VU)に指定されています。

写真右 作業終了後の集合写真 
 (前列の子供さんは、西宮からお父さんと遊びに来られていました。お父さんにカメラのシャッターをONして頂きました。)

 本日は本当に気持ちよく作業が出来て満足でした。皆様ご苦労様でした。(%晴れ%)(%ニコ男%)(%ニコ女%)(記;西川)