13日は狂言の会でした。
でも朝方、大きな揺れで目を覚ました。
最初はどーんと上に押し上げられた感じからぐらぐらと揺れ始めた。
いったい何事が起こったか、まだ頭は意識朦朧としている、
長い揺れの中で、いつもだったらガタンっと揺れたら飛び起きて、
2階から一気に下まで降りて行き、すぐにテレビのスイッチを入れて
地震の震源地を見るのに、この揺れはただ事ではない、下に降りるよりも
二階で揺れが収まるまで待とうと判断した。
でも、すぐに、枕元のラジオのスイッチを入れると、震災を知らせる警報が
なり、「ただいま地震が発生しました」って放送を長い間聞いていた。
やっと揺れが収まり、一階に降りてテレビのスイッチを入れると
震災放送で見慣れた画面が出た。真中が、テレビのいつもの画面で
横側と上がテロップが流れている画面になっている。
ふと、東北震災の情景を思い出した。
震源地は、揺れている間に、まさか南海沖地震かなって思って
テレビを見ていたら、阪神淡路地震と少し離れた場所が震源地。
あやれやれ、ほっとしたものの、これからまだ大揺れの恐怖が
残っているのと思うと背筋が凍りそうだった。
ほっとした所で、また布団にもぐりこむといつの間にやら
眠ってしまい、目が覚めたのが八時過ぎ、
これは大変寝すぎてしまった。
狂言にいかねば、テレビでは、鉄道が止まっている
是はいかなこと、どうしたものであろう。
いや、何んとしてもいかねばならぬ。
急いで、仏様にお茶を備えて、ぱぱっと食事をして
駅に向かうと、阪急電車は動いているが、何時出るか解らない。
出演者はどうして来られるのだろうとか
あれやこれやと考えていたが、
阪急電車は動いていたので、ありがたかった。
でも、特急電車に乗ったのに、ふつう並みの速さ、
開演の時間に間に合わないと思いつつ、
やっとの思いで、不動寺に着くと
先生は、まだ袴に着替えておられない、
「えらい遅れました」って言われた。
すると、いろいろな地震の後遺症が解ってきた。
JRは動かないので、阪急に乗り換えに行ったりで
やっと来られた方もおられた。でもJRでしか来られない方は
余震で何度もとっまたので出演をあきらめた方もいらした。
これから本題に戻りますね。
やっと狂言が始まると、どことなく演者は動揺が隠せない気がした
わたしも、娘にお尻を叩かれて一生懸命練習したのに
いざ舞台に立つと、舞台には魔物がいるって言われているが
本当に魔物が私に乗り移った。
まあ今回は、体調不良で練習を重ねていないので、
これでうまくいったら思い上がって練習をさぼると
舞台の神様が怒ったのかしら、
セリフが出てこなかったり、セリフを忘れたりで散々な
「成り上がり」であった。
日ごろから体調の管理をしっかりとしておかないとダメ
と気付きました。
秋の会には「もう一度リベンジさせてくださいとお願いを
したよ」って娘に言うとお母さんが先生に言わなかったら
私からお願いしようと思ったよだって。
しっかりした娘を持つと母親はしんどいよ!