概説・オセアニア、東南アジア

日 時 平成25年4月15日(月)
場 所 園田学園女子大学
講 師 川合利光氏(園田学園女子大学教授)
 オセアニアとは、オーシャン(海洋)からきた言葉で、広義の
意味では東南アジアも含まれるのだとか。
 この地域の広さは、表面積では地球の約3分の1を占め、
島々は1万はあると言われております。
 特徴としましては広い範囲に渡っているため地域によって、
自然条件が異なることや、先住民が住んでいたところに他から移民があり複合民族化していることです。
 1万年以上前の氷河期には現ニューギニアとオーストラリアは陸続きであった由にて、一般的にはインドネシアあたりからの移民が多いようですが、他方 中南米から移住してきたとする説もあり、多民族国家に拍車をかけています。
 オセアニアは”一つの大陸と三つのネシア(島)”で構成されております。
 一つの大陸とはオーストラリアのことで、世界一小さな大陸であって、砂漠が多いのが特徴です。
 三つのネシアとは、①ミクロネシア(小さな島)は3000余りの島が点在し、人々は日本人に似ているとか、また②メラネシア(黒い人の島)は言語だけでも300はあるとされており、多様化が特徴です。
 最後の③ポリネシア(たくさんの島)は白人系の人が多くて、大きな島(ハワイ、イースター、ニュージーランド等)による地域であることが特徴のようでした。