きょうは久しぶりに雪が積もりました。
黒川で予定されていたまちづくり関係の事業が
中止になりましたので、みつなかホールへ行きました。
「第九を歌う会」主催の「みんで歌おう“第九”」という
コンサートが開催されました。
この会は「2年後の発表をめざして」
未経験者ばかりで2年半前に結成されたそうです。
今日がその発表の日でした。
出演は2人ピアニスとパーカッションのみなさん、
4人のソリストそして「第九を歌う会」のみなさんでした。
指揮者による歌唱指導があり、
本番でもポピュラーなあの合唱部分のとき、
指揮者が客席に向かって指揮をされ、
全員での合唱となりました。
その場にいる人々がつながりあった瞬間でした。
「第九を歌う会」は市内の公民館などで活動する
いくつかの合唱グループを中心に結成されていますが、
それぞれのグループは自らの練習にとどまらず、
定例で多くの福祉施設を訪問されています。
指導は声楽家の尾市雅子さんがされています。
以前に、ある会で尾市さんとご一緒したときに
こんなことを話されていました。
グループのメンバーの子どもさんたちも
長期の休みのときは、福祉施設を訪問されるそうです。
子どもたちは喜んでもらえるようにと
やらされる練習でなく自ら進んで一生懸命
練習されるそうです。
それを間近でみている学校に行っていない小さい子まで
歌うことを希望され、尾市先生にわからないところを
熱心にたずねてくるそうです。
楽しく歌うお母さんたちの姿をみて、子どもたちも音楽に親しむ。
その音楽で喜んでもらえる。
子どもは自分が社会で役に立つ存在であることを
気づいていくことと思います。
おとなだけがつながりあう場にとどまらず、
子どもたちも自然に社会につながっていける“場”が作られている。
本当にすばらしいことです。