ニュータウン人・縁卓会議開催!

2月16日(日)、千里ニュータウン、藤白荘にて、「ニュータウン人 縁卓会議 千里発・Newニュータウンへの再生」が開催されました。一昨年11月に4ニュータウン(多摩、筑波、高蔵寺、千里)が多摩に集まった会議の第2回目です。関西を中心に、12ニュータウン、約150名の参加がありました。
午前中は、バスに乗って、建替え等が進む千里ニュータウンの視察です。

午後、報道関係者も含め、150名が集まり、実行委員長の谷川一二さんの挨拶で縁卓会議が始まりました。
ついで、大坂府立大学教授・増田昇さんの講演があり、千里の歴史や特徴とともに、街の弱みは強みに転換できる好機でもあると話され、街の再生の方策として、歩行車道・緑地などの公共空間をゆったりとって街の魅力を高め、コミュニティづくりに生かしている米国・デイビス市のビレッジホームズの例、学生による近隣センター活性化の提案例などが紹介されました。

その後、12NT(つくば、多摩、高蔵寺、洛西、香里、泉北、狭山、真美ヶ丘、西神、明舞、彩都、千里)の15人と大阪大学教授・澤木昌典さんの進行による縁卓会議がもたれました。NTの規模、建設時期、参加者の所属(自治会、市民団体、NPO)などが異なるものの、「高齢化」「老朽化・建替え」などの問題を抱え、「バラスある人口構成や活力づくりに若年層導入が必要」「若年層向け住戸増のためにも建替えが必要」「地縁組織とテーマ型組織の連携が必要」など、同じような考えを持っていることが確認されました。

「千里・住まいの学校」は、代表の山本が縁卓会議にてNPO設立の経過や活動の内容などを報告しました。
副代表の太田さんは、「千里グッズの会」「ひがしまち街角広場」とともに、千里ニュータウンや市民活動などを紹介する書籍・グッズの販売コーナーを担当しました。

縁卓会議の閉会後、交流会が開かれ、親睦を深めました。
縁卓会議の準備期間は2ヶ月強でしたが、実行委員の精力的な準備、個人・団体による協賛などによって、全国のニュータウン人が集まり、日頃抱えている問題や取組みなどを分かち合い、学びあう有意義な集いになりました。
第3回は、本年5月に高蔵寺ニュータウン(愛知県春日井市)で開催される予定です。