bakoです。
さて、ここまでは同じ「会話」でも、「声をかけられた場合、どう返事するか」という返事の話ばかりしてきました。
でも、声をかけてくれたら事態はまだラクといえます。
実際には、自分から声をかけることの方が多いんじゃないでしょうか。そうでもないかなぁ。
お互い黙ってるけど、何か自分から喋ったほうがいいんだろうなぁ・・・という場面は日常で多々あり、わたくしなんぞ未だに冷や汗をかくことがしばしばです。
「会話のきっかけレシピ」の収集をはじめた頃、「とりあえず自分がいちばん苦手な場面をいくつかピックアップしよう」というのを考えました。
「自分から声をかける編」を集めるためです。
※ここで言う「苦手」とは、勿論「人と顔を合わせて、なんか喋らなきゃいけないと思うんだけど、何て喋ったものか分からなくて困る・・・」という苦手、の意味です。
で、考えたのが以下の7場面です。
1)行き帰りに会った
2)休憩時間
3)オフィスにて
4)一緒に何か(エレベーターとか)を待っている
5)外出(昼食とか)から戻るときに一緒になった
6)一緒に軽作業中
7)飲み会
上の7つの場面をイラストにしたのがコチラ
これを考えた当時の私は、雑談の「ざ」の字も出来ないくらいで、みんながどんな雑談をしてるか想像もつきませんでした(ちゃんと皆が雑談してる場にはいるんですけどね。全然聞き取れてなかったのです)。
だから、それぞれの場面で、それぞれ全然違うことを喋ってるんじゃないかな、と思っていたのです。
ところが・・・色んな人から聞き集めてみると、意外と皆さんどんな場面でも、わりと似たようなことを喋っているのが分かりました。というか、「どんな場面でも使える会話」というのが、これはもうはっきりと存在するのですね。
これはワタシ的に大きな発見でした。
もう、多くの人からしたら当たり前すぎることかもしれませんが・・・。
※この7場面のイラストおよび実際に収集したセリフは、のちにギャラリーで展示しました。
その内容を冊子にまとめて、「図録」として販売予定です。(現在制作中)
詳しくは今後の記事にて・・・
grass green *bako*