大学教員の資格 その4:X線装置取扱者

大学での研究に必要な資格として,今までフォークリフトやクレーン,玉掛けと,いかにも土木らしい資格を紹介してきましたが,今回は毛色が変わってX線装置取り扱いに関する資格です.

非破壊で内部の様子をしるための装置としてX線CTがあります.よく医学の分野で紹介される,物体を輪切りにして見るための装置です.X線という,取り扱いに注意を要するものを使いますので,その装置を使用するためには,まず毎年講習と一般の健康診断とは別に血液検査を受ける必要があります.そして実際の使用時には,写真にあるような「ガラスバッチ」を胸につけます.これはX線がどれほど人体に放射されたかを計測するもので,毎月その値が計測されます.普通は0となるはずですが,ある値を超えることがあれば,数年間X線装置の使用が禁止されます.このような装置も土木と関わりがあるのです.

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