12月10日に報道されたNHKのワーキングプァⅡをご覧にならせれ、どう思われましたでしょうか ? 私は密かにしかも急速に進行しているワーキングプァの実情に大変驚いています。これは只事ではない、非常に胸が痛む思いがします。前回7月に報道された時は、働いても働いても暮らしが楽にならない中高年の姿、又若い人でもゴミ箱から拾った雑誌を売りさばいて食いつないでいる若者、働ける能力がありながら面接に行く交通費さえもなくなってしまった若者が報道されました。いつのまにこんな深刻な状況が発生したのでしょうか ? 今回報道されましたワーキングプァⅡでは母子家庭の母親や零細企業の女性経営者、年金をもらえない高齢者が空き缶回収で食いつないでいる姿が写し出されました。海外からの低賃金労働者が更に貧困者に打撃を与え、貧困の再生産が行われています。高齢者の厳しい現在の姿は、貧しい生活を余儀なくされるであろう若者の明日の姿を映しだしているように思えます。
 安部内閣では、再チャレンジ政策が打ち出されましたが、フリーターや派遣社員やリストラされた人等が対象になっていますが、高齢者やひきこもりの若者等の弱者は救済の対象外に取り残されているのではないでしょうか ? 努力しても報われない社会、若者がゴミ箱から雑誌を拾ったり又高齢者が缶拾しなければならない生きていけない社会でよいのでしょうか ? 私達が抱えるている働きたいが、働けない状態でいる若者にどんな支援が必要でしょうか ? 家族会が中心に結束してこの問題に真剣に取り組み、世論に訴え国に支援を求めていく必要があるのではないかと思っております。
 坂本 遼