さて、会話のきっかけレシピ収集の折に
「あなたは雑談のために『雑談ネタの仕入れ』をしていますか?」
と聞くと、「している」と答えた人がけっこういました。

たとえば最近の流行やニュース、話題はチェックしておくとか、TVを見るとか、そういうことです。
友人でも「テレビのワイドショーは雑談にとっても便利、ワイドショーは雑談のために在るんじゃないかとさえ思ってしまう」と言っている人がいました。

ところがこのわたくし、とんと「最近のトレンド」に興味がありません。
興味がなくてもチェックしておけば雑談のネタが増えていいのは間違いないのですが、ついついそういうのを「面倒くさい」と思ってしまうのです。いけませんね。

オマケに、私は基本的に「オタク的体質」です。
オタクと言い切ってしまうと、明らかにオタクの方々には知識面で負けてしまうので、とてもオタクを名乗ることは出来ませんが「興味の方向」が一般の人と若干ズレています。
従って、けっこう普通の人が興味あることに興味を持たず、なんでもマニアックなほうに興味を持ってしまいます。
TVもあんまし見ない。番組よりコマーシャルのほうが好き、という歪んだTVの見方をしています。

そんなわけで、私が一番苦手な雑談の2大テーマは
「最近巷で話題の**」と「テレビの話」
です。
この2つがあやつれれば、雑談が大分ラクになると思うんですけども。

さすがにこれではイカンと思い始め、私がここ数年心がけているのは、
「一ヶ月に一映画」
という目標です。

内容はそのまんまで、一ヶ月に一本は映画を観る。
DVDでもいいけど、出来るだけ映画館にゆく。

そうすると、とりあえず「今月はどの映画が面白そうかな?」と映画情報くらいはチェックするようになる。
雑談のテーマとして「映画」の何がいいかというと、老若男女問わず使えるところです。
テレビだと範囲が広すぎてチェックしきれないし、世代によって見てる番組が違いすぎる。
流行りの食べ物とかファッションも、女性はいいけど男性はちょっと盛り上がらない。
映画だと、話す相手が歳が離れている人であっても、異性であっても、「最近**を観た」とか「**って観ました?」などという話題でけっこう便利に使えます。

オタク体質な上にヒネクレ者なので、「今売れている!」というものを「売れているから」という理由で買おうという気がまったくと言っていいほど起こらないのですが、とりあえず映画は例外として「売れているもの」の中でヒネクレ者の自分にも楽しめるようなやつを一生懸命探すようになりました。

そんなわけで、今日は「デトロイト・メタル・シティ」を観てきました。
何故なら「デスノート」を観て以来、松山ケンイチ君にはまっているからです。
いや〜松ケンよかったです。
今人気の俳優にはまったおかげで、映画だけでなくコマーシャルから雑誌から漫画までかなり色々チェックする「モチベーション」が出来て便利です。
ってミーハーじゃん、私。

bako