北摂の今昔、そして未来へ

北摂文化シンポジウムが、兵庫県阪神北県民局の主催で伊丹市の「産業・文化センター・マルチメディアホール」で開かれた。(平成20年12月7日開催)
 プログラムは、3部構成となっていて・・・
●第1部は、講談師の旭堂南海さんによる上方講談で「北摂黎明伝〜清酒の祖・山中新六」と題し、かの尼子十勇士で知られる”山中鹿之助”の子息・新六が、乱世に武士を捨てて伊丹において清酒づくりを行った話しを、若干のフィクションを交えて好演された。
●第2部は、国際日本文化研究センターの小松和彦教授による「北摂・その歴史と伝承」を、昔の言い伝え等を元に基調講演が行われた。
●第3部は、前述の2名に加え、夙川学院短期大学教授の河内厚郎氏による鼎談「北摂の魅力を語る」というパネルディスカッションであった。第1部の戦国時代〜江戸時代の話し、第2部の古代〜近世の話しを踏まえ、北摂地域の現状認識と未来像をテーマにディスカッションが展開され、これからの街づくりにヒントを与えられたしだいである。