こどもプロジェクトさんの打ち合わせに参加して

こどもプロジェクトさんの会合にお邪魔しました。
代表の福田さんは難病のお子さんの看護を4年間され、
看護むなしくお子さんをなくされた経験をお持ちの方です。

今日は子どもたちをサポートしているNPOが集まり、
ネットワークを形成していこうと言う第一回の会合です。

世の中にはお金だけではない人々が多くいるんだなぁと
改めて感じました。
企業のおじさんたちが言うカネになる話で無いと人は
動かないと言うのはウソです。
そんな人たちはこんな現場に着たことが無いのでしょうね。
NPOやCBを知らずして審査するな!です。

ただ営利企業として関わる場合は、
ある程度事業との整合性は必要ですが、
それは各企業が考えること。
このような取り組みをしている人たちに
「当社にとって何のメリットがあるのか。」
なんて聞くのは愚問です。
企業としてエンパワーメントできることがあれば、
支援すれば良いのです。
世間には色々な解決すべき課題があります。
それらをいつもどのようにコミットメントできるのかを考えながら
見つめることが大切なんです。
そうすると必ず支援したい人々が見つかるはずです。
これは個人でも同じですね。

また参加されていたNPOのひとつに
NPO法人ファミリーハウスさんがあります。
小児がんなど難病の子どもと 家族のための
宿泊施設の提供とご相談を受けている団体です。
その中に「絵本大使」と言う取り組みがあります。

2000円で絵本を購入して小中学校に寄付する仕組みで
手元には「絵本大使」の証明書が届くそうです。
自分の母校を送り先にも指定できるそうです。

絵本好きなので、一冊を自分に
一冊を母校に寄付したいと思います。

誰もが同じ境遇になるかもしれないということ。
これはとても大切なことなんですが、なかなか実感できるもの
ではありません。

ロールズが「無知のヴェール」で入れ替え可能なことを正義の根拠としていますが、
リバタリアンの人たちは、そんなことでさえ自己責任だと言います。

確かに自己責任と言おうと思えば、何でも言えます。
例えば、「地盤の緩いところに住んでいたからで、お金をもって
いれば安全なところに住めたはずだ。」とか、
「着床前診断」をしていれば回避できたとか。

でも、福田さんの経験などを聞けば、シンパシーを感じると思うのですが・・・
ただし、「私は決してあなたにはなれない」ことも忘れてはいけないと
思います。

こんな人々に資源がうまく廻る仕組みをこのブログを通じて
作りたいですね。

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