千里ニュータウンでモブログ・ワークショップを行いました。

21日の土曜日に環境省の委託事業の一環で
京都府の亀岡に続き、
南千里でもモブログ・ワークショップ
「オルタナティヴな物語りを作ろう(仮称)」を実施しました。
当日は予想よりも多くの方々に参加していただき、
ありがとうございました。

このWSは出身地も年齢も南千里に縁も所縁も無い人が
地元の人の案内のもとで、街を歩くのですが、
地元の人に解説を聞いて、それを纏めるのではなく
その話を参考にしつつも実際に歩いて自分の感性で
風景を切り取って(写真を撮って)いきます。
その後、地図を広げた歩いたコース、場所を確認し、
それぞれの感じたことをポストイットに書き込み、
起承転結の物語り、すなわち起承は今までの歴史、
転結以降が我々が創造する未来の南千里になります。
そうすることによって、継承で切り取った地域の
歴史も一気に書き換えられ、違った意味を付与される
ことになります。
また新たな千里ニュータウンの物語りが始まるのです。

難しくなったなぁ・・
簡単に言うと、みんなで街を歩きながら、
面白そうな場所や物の写真をとって、
その写真を利用して新しい物語りをみんなで考えていく
だけなんです。
良い記事がありました。
こちらを参考ください。

ワークショップの詳細は以下を参考ください。
ワークショップin千里ニュータウン:その1
チーム「もう一度家を建てたい」
再び満開の花を咲かせよ、ニュータウン
住みたいまちってどんなまち??

千里ニュータウンのことをもっと知りたい方は↓
千里ニュータウンが博物館にやってきた

亀岡はアナログで、
千里ニュータウンはブログを活用して行いましたが、
両方とも当初の時間では足らず、参加者も楽しそうでした。
この方法をベースに改良を加えていけば、
声の大きい人だけが発言するなどは少なく
みんなが参加できるのではないかと思いました。
後で思ったのですが、参加者一人ひとりのベストショットも
聞けば良かったですね。
それに参加者の多様な考え方も冷静に聞くことが出来ますね。
これが市役所なんかが主催して専門家が準備したシナリオベースに
「将来の千里ニュータウンを考えるつどい」なんかだと荒れたかも
しれません。

このようなWSを参加者を変えたり
同じ参加集団であってもグループの構成を変えたりして
何度か実施して多くの新たな物語りを創造していくことは
大切だと思います。
出来れば、発表会を行ってベストシナリオを投票で選んだり
すると面白いでしょうね。

あとはそれぞれのシナリオを実現するための具体的な課題を
抽出し、行動を促進するような制度的な仕組みが必要
ですね。
それから、評価する指標も必要です。
その評価する指標は物語りによって違ってくるので、
それぞれのグループが自ら設定する
ことになるのでしょう。

これからの課題はこちらも参考ください。

【その他の関連する過去記事】
地元学のワークショップに参加して
地元学の再検討
大阪大学のコミュニケーション・デザイン・センターと共同研究を始めることになりました。

(ゴンゾー