新幹線に車椅子で乗っている人を見かけたことがありますか?

一般乗客にはあまり知られていませんが、東海道新幹線には、11号車に多目的室という2席分のスペースを確保した個室がありあます。
この席は、乗車中に気分の悪くなった人や、授乳などの用途にも使えますが、車椅子を使用する障碍児や病児などの旅行の際に、予約しておくこともできます。
個室料金などの追加料金はありません。
医師が同乗し、車中で医療行為を行う場合には申込書が必要になりますが、家族の医療ケアの場合はこの範疇ではなく、電源もあるので吸引機や呼吸器の使用が可能で、酸素ボンベの持込もできるそうです。

発券は乗車する東京駅か品川駅に直接電話予約となります。

(%ノート%)JR東海 東京駅 03−3285−0319・品川駅 03−3471−2711
車椅子を使用する旨を伝えれば、当日は担当者が乗車、下車の際の手配などを
フォローしてくれるそうです。

また、JR東日本(東北、上越新幹線)の場合は、一部の車椅子が多目的室に収まらないケースもあるそうなのですが、その際は、1箇所大きいデッキがあるのでそこを使用してほしいとのこと。 
ただ、送電が不安定な場合があることを了承してほしい、ということでしたので、呼吸器等の医療機器を使用する場合は、事前に入念な確認が必要のようです。

(%ノート%)JR東日本 東京駅 03−3231−1736

(%赤点%)両社ともHPに障碍のある人向けのページを設けていますが、個人的に電話で確認したところ、大きな車椅子や呼吸器などを使用するケースはとてもレアなので、事故のないよう、事前に担当者に相談、確認の必要がありそうです。

(%エンピツ%)竹中かおり