みなさん、外出先でのトイレ、どうされていますか?
赤ちゃんを連れていても、ベビーカーごとはいれる「みんなのトイレ」がだいぶ普及してきましたね。
おむつ替えや、着替えなどもできるので、助かります。
また、個室に「ベビーキープ」と呼ばれる、赤ちゃんに座っていてもらうイスがついているトイレも増えてきました。(男子トイレにももっともっとつくといいなと常々思います)
今日はもう少しお子さんが大きくなったとき、ということを考えたいと思います。
みなさんのご家庭のトイレは、どんなトイレですか?洋式で、しかもほかほか暖かいのではないでしょうか?
昔の様な、和式のしゃがんでするタイプがあるご家庭はずいぶん少なくなったことでしょう。くみ取り式の地域もぐっと減っているとききます。
先日、学校の先生が、遠足の帰りにトイレにいかせたら、みんながひとつしかない洋式のトイレに並んで、たくさんある和式トイレを使わないので大変困った、ということをおっしゃっていました。電車の時間を遅らせないといけないかとやきもきしたくらいだったとか。
「和式でも用をたせるようにご家庭でチャンスがあったら練習しておいてください」
とお願いされていました。れ、練習って・・・トイレトレーニングかっ?がんばれ小学生!(笑)
公共施設でもだいぶ洋式に変わってきていますが、たしかに駅や高速道路のサービスエリアなどには和式のトイレも多いですよね。
個々で過ごすときには気付きませんが、集団で行動するようになった時に「これでないとだめ」という生活に慣れていると、大変なことになるんだ、と考えさせられました。
ちなみに我が家は古い家を直して住んでいるので、一階のトイレは和式です。
こどもたちは二階の洋式トイレより、一階を好んで使います。
しかし、遊びにくる友達は、びっくりして「これどうやってするの?」と聞いてきたり、
和式のトイレに洋式のように座ってしまったり、がんばってしゃがんでみたものの、
長時間しゃがめなくて助けを呼んだり。
足腰だけでは支えきれず、手でつかまっているとオシリがふけなかったり、
足がしびれてしまったり・・・ということもありました。
たかがトイレ、されどトイレ。世の中はどんどん便利に、清潔に向かっていますが、子どもの身体感覚を考えていくと、なかなかどうして、笑い話ではすまないこともありそうです。
松田妙子