水曜日担当の高橋です。先週は、帰りが遅くなって更新できず、今週二話続けて、更新しますね!
今日の第一話は、「コーチングに学ぶ親子の会話」です
「コーチング」の語源は、コートつまり馬車の乗車部分(シンデレラのかぼちゃの部分です。)を言い、
クライアントの行きたい場所に、連れて行く。運ぶ。ということを意味します。主にビジネスマネージメントのシーンで多く活用され、管理職以上の方が、学ぶスキルとして、アメリカから、上陸したのが、20年ほど前とか・・・・。今では、そのコミュニケーションスキルを、「子育てコーチング」として、子どもとの会話術に応用する方が増えてきました。
ここまでは、概略です。
さて、コーチングの目標ですが、子ども自身が、自分で、目標を定めたり、問題点を認知して、自分の中から、解決の糸口を見出すことを親子の会話を通して、引き出すところにあります。
よくある会話ですが、親が、漫画を見ている子どもに、「勉強は、済ませたの?」と質問すると、「今やろうと思っていたのにぃ・・・。」と、子どもがぶつぶつ言い、「そんなだからあなたは・・・・・!」と説教が始まって止まらなくなり、お互いに険悪になった挙句に子どもは、とうとうその日は、勉強をしない。または、いやいややるといった様なことは、誰にでも1回や二回は、身に覚えがあることですよね。(%ショボ女%)
こんな時、質問の仕方を変えてみると、こうなります。
その1
「今日の勉強は、いつごろする予定なのか、教えてくれる?」
「ん〜別に、決めてないけど・・・・。」
「そう、ママね、君が勉強が終わったら、おやつを出そうと思っているんだけどな〜。」
「そうなの?じゃ、今やっちゃおうかな。」(%ニコ男%)
その2
「この漫画、後どのくらいで終わりそうかな?」
「え?なんで?」
「ママね、そろそろ勉強を始めたほうが、いいと思っているのだけれども・・・・。」
「え〜、やだよ。この漫画、見たいんだよ」
「そうね、この漫画は、見たいんだよね。見終わってから勉強始めたらいいと思うよ。」
「じゃ、見終わったら、やるよ。」
「ん、じゃそうしようね。その後、おやつにしようね。」
「わ〜い、じゃ、さっさと済ませちゃおう♪」(%ニコ男%)
YES・NOで答えるしか選択肢が無いような質問の仕方を、クローズドクエスチョンといいます。
この場合「勉強をしたか・しないか」という質問は、これに当たります。こういった話の持って行き方は、子どもの側から見ると、親の側の答えを暗に求めているだけの一方的な質問であって、キャッチボールをするような会話には、なりにくい傾向にあります。
いつ?と予定を聞く。 終わりの時間を質問する。などは、オープンクエスチョンと言い、相手にYES・NO
以外の答えをさせる質問の仕方をしています。次に、「勉強の後におやつを出そうと思っている」と、親の予定を伝えて、次の答えを待つ。「勉強を始めて欲しい」と思っていることを率直に伝えた後の、子どもの答えを受け入れる(一旦認める)など、子どもの気持ちを肯定する方向で、話を進めながら、「ママ」の気持ちもちゃんと伝え、親子の意見のすり合わせをしていきます。こうした関係性を、WIN・WINの関係といいます。このWIN・WINの関係は、どちらも利害が、一致した状態のことを言います。子供は、漫画を見たい。親は、勉強して欲しい。一件相反するような状況のようですが、オープンクエスチョンを使った会話術で、子どもは漫画を見られて、親が望んだように勉強もする。というところに納めていくことが、出来ました。
このように、ほんのチョットの会話術を身につけるだけで、親子(夫婦)関係・人間関係をスムーズにすることが出来たらうれしいですよね。(%笑う女%)
コーチングは、この他にも、100以上のスキルがあり、子どもの自主性や、才能を伸ばしたり、受験などの短期目標から、将来設計までの長期目標を定めて達成する。問題が発生したら、解決への糸口を自分で発見し、対応策を考える。など、いろいろなシーンで活用できます。
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以上小金井から、高橋雅栄でした。(%笑う女%)(%笑う女%)