耐震偽造事件が解決しないうちに、とあるビジネスホテルが障害者用の駐車場や部屋を条例に反し改造していた、などというニュースが世間を賑わせていましたね。
いくつかの都市で、xx床以上のホテルにバリアフリーの部屋を作ることが条例指定されているのだということを、実は私自身初めて知りましたが、車椅子を使う家族がいる生活を続けていると、HPやパンフレットにバリアフリー施設を謳っていたとしても、事前に確認する癖、というのは案外身についています。
最近では、バリアフリーは当然のこと、ユニバーサルデザインなどという言葉も浸透してきましたが、車椅子では、Door to Door の道程に一箇所でも超えられない段差があれば、目的地にたどり着くことが不可能になってしまうので、必然的に用意周到になってしまう、というのが現実です。
(%車%)さて、車椅子やその他の医療機器を必要としている障害児も、旅行に出ることは楽しいリクリエーションのひとつであることは健常児と同じ。
環境さえ整えられていれば、重度の障害を持っていても、旅行にいくことができます。
「どこに行こうか。」
と思ったとき、個人が情報を集めたサイトや、旅行会社が作ったバリアフリーの宿、というようなサイトは非常に便利なのですが、やはりここでも、事前確認が重要です。
酸素の持込はどうするか。 電源は? 部屋の形態は?
障害児ひとりひとりにあった環境のある宿が見つけられること、これが旅の第一歩です。
ということで今回は、きわめてピンポイントな情報ですが、24時間人工呼吸器を使用、酸素も携帯、という超重症児を抱える我が家が行った宿をご紹介します。
(%青点%)ヒルトン小田原 リゾートアンドスパです。
ヒルトンルームという54㎡の広めの部屋が車椅子を使用する人向けに作られており、エントランスから部屋までも広々しているので安心です。
空いていれば東名高速用賀インターから約2時間という距離も好条件のひとつ。
ここはその名の通りのスパリゾートで、温水プール、ゴルフの練習場、テニスコート、エステなどを兼ね備えた豪華な施設。
兄弟児がいても、遊べるスポーツ施設が充実しています。
料金は日程によって異なりますが、期間によって一人一泊1万円台からあるので、施設のわりには割安感があるといえるのではないでしょうか。
もちろんバリアフリールームのほかに、豪華なコテージや和室を備えた部屋などもありますので 一般の方にもとてもお勧めできる施設です。(%晴れ%)(%晴れ%)(%晴れ%)
(%エンピツ%)竹中かおり