「子連れお散歩かんさつ会」の村岡明代です。
2/5(日)に開催したかんさつ会の様子をお知らせします。

今回は「小さな春を探そう」ということで、日だまりの落ち葉をかきわけていろんなものを見つけました。小さな青い花(オオイヌノフグリ)やてんとうむし(ナナホシテントウが2匹出てきました)を見つけて、子供たちは大喜び。上の方にはまだまだ落ち葉もたくさんあって、後半は落ち葉遊び。「落ち葉のこたつ」を作ってみんなで入りました。
日だまりの落ち葉も、落ち葉のこたつも暖かくて、この落ち葉があるからいろんな生き物が冬を越せるんだなあ、と実感しました(子供にはそこまでは理解できないでしょうが)。

写真は、てんとうむしを見つけたところと、「落ち葉のこたつ」に入っているところです。

また、ご質問いただいた、 「自然と触れ合うことで、子どもたちにプラスになること」についてですが、子連れかんさつ会の場合、どちらかというとお母さんの気分転換効果の方が大きいかもしれません(特に子供が0歳児の場合)。
子供が2〜3歳ぐらいになると、自然の中で遊ぶ「楽しさ」がわかってくると思います。

何かの記事で読んだことがありますが、テレビゲームをやっている子供の脳は余り働かないけれど、ホタルの光を見ている子供の脳はとても活発に働いているそうです。
自然の中には、子供の好奇心を刺激するものがたくさんあります。
小さい頃から自然に親しむことによって、感受性の豊かな子供に育ってくれるのでは、と思っています。
ちなみに、私は自分の娘が3ヶ月の頃から野外に連れ出して(自分が)自然観察していましたが、0歳児でも、ベビーカーに乗せられて林の中を歩いていると、風で揺れる葉っぱやきらきらとふりそそぐ木漏れ日を不思議そうに眺めたりしていました。遊ぶという感覚はないのかもしれませんが、大人が気持ちいいものはやっぱり「気持ちいい」と感じているのだと思います。
遊具のある児童公園も子供にとっては楽しいでしょうが、何もない原っぱや雑木林でも、子供たちはすぐに何か見つけて遊び始めます。与えられたものではなく、自分で見つける楽しさ、これも自然の中で遊ぶ醍醐味です。

思いつくままに書いていたら長くなってしまいました。
ともあれ、小さいお子さんがいる親御さんももっと自然の中に出て欲しい、子供たちももっと自然の中で遊んで欲しい、という思いからはじめたかんさつ会です。
今後ともよろしくお願いしますね。

(%晴れ%)子連れお散歩かんさつ会 次回のご案内(%晴れ%)

4月9日(日)※偶数月第二日曜日開催です

多摩動物公園周辺をお散歩しながら、自然観察をします。
主催者が子連れですので、子供のペースでのんびりと。
小さなお子様連れの方、子連れにご理解のある方、どうぞお気軽にご参加ください。

集合:10:00 京王線多摩動物公園駅改札前
解散:12:00頃 現地もしくは多摩動物公園駅
持ち物:遊歩道を歩ける服装、飲み物など(普段のお散歩と同等の装備でOK。花粉症の方は十分な対策を)
参加費:無料
備考:ベビーカーでも歩ける安全な場所しか行きませんが、参加者への保険はかけておりませんので、自己責任をご理解のうえご参加ください。小さなお子様には必ず保護者の方が同伴ください。天候や子どもの体調などにより変更や中止がありえますので参加希望の方は事前にお問合せください。

問合せ:村岡明代(NACS-J自然観察指導員*)
TEL&FAX 042-591-8441 E-mail akiyo-m@r9.dion.ne.jp
*NACS-J自然観察指導員は、(財)日本自然保護協会に登録されたボランティアです。