にっちの事務所は、
国道2号線沿いのマンションの2階にあります。
ワンフロア4軒、7階建て。

1階は、管理人室や集会室になっていますから、
全24戸の小さなマンションです。

築20年くらいの古い建物ですから、
70歳以上の女性の一人暮らしが4名と、
住民の高齢化かが進み、
さまざまな問題が起りつつあります。

最近、驚き感動したのは、
高齢者専用ペールが、
ガレージの片隅に置かれていたことでした。

週2回、ゴミの収集があるのですが、
その日の朝は、8:30までに、マンションの前に、
ゴミ袋を出しておかねばなりません。

高齢の方にはそれが大変なのでしょう。
高齢者用ゴミ箱には、
前日の夜から入れておくことができます。
そして管理人さんが、ゴミ箱に溜まったのを、
集積場に運んでくれる仕組みです。

誰のアイディアかはわかりませんが、
さりげない試みながら、凄いと嬉しくなりました。

長年のリューマチとの闘いで、
手足が動きにくくなったスタッフが、
「朝のゴミ捨てが大変」と言っていました。
(朝刊にはさんであるチラシも重すぎて困るそうです)

これまた一人住まいの読者の家に行った時、
家の玄関周りを空き瓶がグルリと囲み、
玄関から廊下にまで及んでいるのを見て、
ビックリしたこともありました。
空き瓶を出す場所が、
交通量の多い道路を渡ったところにあるため、
高齢者の足では、怖くてできないとのことでした。

(ほっておくわけにもいかないので、
後日、車を出して、空き瓶を全て積み込み、
処理場へ持って行きました。車が空き瓶で一杯になりましたよ)。

高齢になって、身体の自由がきかなくなると、
われわれが何気なしにやっているゴミ出しすら大変になるんですね。

そんな見聞をしているもので、
今回の高齢者用ゴミペールに感動したのでした。