鹿島郁夫さん、負傷でヨットによる単独無寄港世界一周を断念

最高齢の単独無寄港世界一周を目指していた、
鹿島郁夫さんが、時化で、ロールオーバーし、
腰を痛打。ヨットの操縦が不可能になり、
ついに、世界一周を断念され、ヘリコプターで救出されました。

鹿島さんのブログから、経過を追ってみますと、

「5月4日鹿島さんから衛星携帯がありました。

現在位置
○南緯 44度44分 ○東経 142度54分 ○天候 曇り
○気温 13℃ ○風速 20メーター 

<鹿島さんからのメッセージ>

風があるので順調だ。
タスマニアは2〜3日で通過できるだろう」。

このメールを最後に、衛星携帯に変わるのでした。

5/4日23:55
鹿島さんから衛星携帯でロールオーバーしたとの第一報
腰を痛打して動けない模様。

5/5日0:36
鹿島さん本人と話した結果、これ以上は航行不可能と判断し、
遭難救助要請することにした。

5/5日13:30
日本時間12:28、オーストラリアSearch and Rescueによって、
へりで救助。この時点で船体放棄となり、今後回収はされない模様。

鹿島さんは意識がしっかりしており、オーストラリアの日本領事館によると、
現在タスマニアのロイヤルホバートホスピタルに搬送中とのことです。
症状は腰の打撲と、足のしびれでひどさは確認できていません。
鹿島さんによると、ロールオーバーした際に気絶して
しばらく意識が無かったそうです」。

日本との時差がない地点まで達していたにと残念です。
1日も早く帰国され、私たちに元気な姿を見せて下さるよう祈っています。

画像は5月4日現在のもの。
北に日本列島、下の白いところが南極。
赤い線が鹿島さんの航跡です。