京都の「洛南高等学校」を今ある高校に育てた
三浦俊良さんにもお会いしました。
1913年生まれといいますから、94歳になられるんでしょうか。
未だ、現役の幼稚園園長(西京極幼稚園)として活躍されています。
空海に端を発する東寺高校は、その昔、「難儀な学校」として有名。
三浦さんは「念ずれば通ず」の一念を貫き通して、
20年の歳月をかけて、京都有数の進学校に育て上げたのでした。
空海の「物の興廃は必ず人に由る。人の昇沈は定めて道にあり」の
建学精神を「自己を尊重せよ 真理を探究せよ 社会に献身せよ」
に改め、徹底的に教師を育てることからはじめたそうです。
進学学校としてだけではなく、マラソンや体操選手にも著名な卒業生を輩出し、
三浦さんの目指した全人教育が花開こうとしているようです。
幼稚園教育の基本は、
「親に挨拶する、「ハイ」とはっきり返事する、
はきものを脱いだら必ずそろえ、席を立ったら必ず椅子を入れる」
この三つが基本だそうです。
この基本が出来れば「何でも出来ます」と言い切ります。
実践から出た言葉は重いですね。