「吹き戻し」ってご存知ですか?
「ヒューっと吹いたらスルスル伸びて、
先からクルクルと戻ってくるもの」
と言えばおわかりでしょうか?
土地によって、「巻き取り」「巻き笛」「蛇笛」
「ピーヒャラ笛」等と言うそうです。
97歳の母に聞いてみたら、
「やったことあるけれど、呼び方は知らん」とのことでした。
淡路島でその「吹き戻し」を作っておられる「吹き戻しの里」代表、
藤村さんにお会いしました。
実に、日本のシェアーの80%はここで作られているそうです。
ここでは、吹き戻しの製作体験や、面白い吹き戻しの実演、
もちろん商品の購入もできます。
淡路島へ行かれた際には、ぜひ訪問なさってください。
童心に返り、笑い転げること請け合いです。
かつては、吹き戻しは海外で、BLOWOUTSと呼ばれ、
パーティーグッズやカウントダウングッズとして
輸出も盛んだったらしいのですが、
安価な中国製品に市場を奪われているのが現状のようです。
しかし、最近、肺活量を鍛えるのにいいとか、リハビリに役立つとか、
吹き戻しの効用が見直され始めているのが光明といえばいえるでしょう。
私も編集に疲れてストレスが溜まってきたとき、
思わず「ピーヒャラ」と吹いてしまいました。
仲間の笑いを誘うし、けっこう、ストレス解消に役立ちましたよ。
こうやって、特別記念号を紹介してると、
なかなか充実しとるやんと自画自賛したくなりました。
3月1日には書店に並ぶ予定ですので、
ぜひご覧下さい。