日本玩具博物館に行く

次号の取材のために、
姫路から播但線に乗って香呂にある
日本玩具博物館へ行ってきました。

ここは郷土玩具の魅力にはまってしまった井上重義さんが、
40数年にわたって集めた日本全国と世界各国のおもちゃを
展示している個人博物館。
集めたおもちゃの解説にも情熱がこもります。

季節柄、立派なお雛様が目に付きました。
御殿雛というのは私がはじめて見たもの。

代が替り、地方の様々な家でも保存が困難になり、
井上さんのところで保存、展示してくださるのであればと
寄贈されるのが多々あるそうです。

こんな、私たちが子ども頃遊んだおもちゃもありました。

井上さんが郷土玩具を集め始めた最初は、全国の凧。
今では、集めるだけでは本末転倒とばかり、
毎年、全国凧あげ祭りを年1回開催し、
播州の新春の行事になっているそうです。

「昔の子どもはおもちゃと遊ぶことで、
物の仕組みを覚えて行った、
今の子どもは、ボタンの操作だけを覚え、
おもちゃに遊ばれている」と言われた井上さんの言葉が印象的でした。

春休みもの残り僅か。
姫路城の桜見物そして玩具博物館と
播州路の春を満喫されては如何でしょう。