ご無沙汰です。前回書き込んでから、
随分と時間が経ってしまいました。
その間、予定通り、にっちVOL.51を発行することが出来ました。
6月1日から阪神間のジュンク堂書店、阪急芦屋川駅前の大利書店、
阪神芦屋駅前の宝盛館本店に並んでおります。
どうか、手にとってご覧下さい。
今号の『百歳の肖像』は神戸市須磨区にお住まいの村田志げさん。
今年、101歳になられました。甲南髙等女学校の1期生だそうです。
結婚後、夫君に連れられて、六甲登山。
戦時中に長女を出産される時には、
空襲を逃れて須磨から徒歩で山を越え、
三田の親戚宅で無事出産されました。
阪神大震災の際にも気丈に過ごされ、
さすが「明治生まれの女性」と
長女の赤松恭子さんも感動されたそうです。
カラーページは今月も奈路道程さん。
雑誌『日帰り名人』や『アサヒファミリー』で活躍する
現役イラストレーターです。
今回のテーマは「都会と田舎が対峙する風景」。
自動車専用道路ばかりを走っていると、
田舎と都会の境が曖昧になってきている、
唯一、明石海峡大橋だそうです。
滋賀県近江八幡市にあるヴォーリス記念病院のホスピス病棟で、
長年、心理カウンセラーをつとめてこられた
牧師の奥村益良さんのお話にも感動しました。
「私たちがしなければいけないのは何かをする“DO”ではなくて、
そばにいる“BE”であろうとすること」。
死を目の前に見据えた人たちと日々接してきた人の言葉だけに、
重みがあります。
もう一つ感動したのが、Tさんからの投稿。
腸閉塞で直腸を切る手術を受け、退院されてすぐ、
文章を書いて送って下さいました。そのテーマが、
絶対安静の状態で聞いた「浜辺の歌」がドイツ語だったこと。
ダンディズムを貫き通そうとするTさんに拍手です。
このほかに、以前にこのブログでも書いた、
『識る力』を出版された安井裕二郎さん、
日本玩具博物館館長の井上義重さんも登場されております。