にっちに『ホームズ君の賢い病院のかかり方』を連載くださっている、
増村道雄先生が、新たに、心理学関係の出版社、北大路書房から
『プライマリ・ケアの現場から』を出版されました。
増村先生は加東市滝野で内科医、脳外科医として開業されています。
必要に迫られて、心療内科医としても活動されてきました。
この本では、パニック障害から認知症まで、
具体例を紹介しながら、病気の初期手当て(プライマリ・ケア)の
大切さを強調しています。
序文に、長野県の佐久総合病院で一緒に働いていた芥川賞作家
南木佳士さんが書いています。
「パニック障害から認知症まで、自身で診断・治療をされた多くの症例が
分かりやすく解説されている。経験を真に血肉化できた人の書く文章は
例外なく分かりやすいものだが、本書はその典型である。
熟練の医療職人がみずからの内に積み重ねてきた知識、技術を
すべて悩める病者のためにだけ注ぎ込んでいる様が活写されていて、
なんともすがすがしい読後感に満たされる」
今日、増村先生が、お嬢さんと一緒に
手ずから本を届けてくださいました。
にっちの読者で希望される方にどうぞ、
と数冊にサインしてくださいました。
地域医療に献身されている先生らしい
「地域のために
病む人のために」
の言葉とともに……